ACS の入手
ACS は Base、Windows Application Package、Linux Application Package に分かれて提供されています。
パッケージにより入手方法が違います。また入手方法により更新頻度が変わります。
3つの入手方法
ACS Base Package には3つの入手方法が存在します。
専用ダウンロードページからダウンロード
Access Client Solutions の サイト に記載された Download IBM i Access Client Solutions base package のリンクからダウンロードする方法です。
IBM ID でのログインが必要ですが、このIBM IDは、IBM i を保有する IBM Customer Number(ICN) に関連付けられている必要はありません。
Java で稼働する Base Package と 5250 API である EHLLAPI をACS でも利用する EHLLAPI Enablement Tool がダウンロードできます。EHLLAPI Enablement Tool は、他の方法ではダウンロートできません。
実際のステップは IBM i Access Client Solutions - Base Package の専用ページからのダウンロード をご覧ください。
ESS サイトからダウンロード
IBM i の導入メディアと同様に Entitled Software Support(ESS) のサイトからダウンロードする方法です。
IBM i を保有する IBM Customer Number(ICN) に関連付けられているIBM ID でのログインが必要です。
Windows Application Package と Linux Application Package は、ESS からしか入手できません。
Base Package もこちらでダウンロードできますが、5250 API である EHLLAPI を ACS でも利用する EHLLAPI Enablement Tool は、ここからはダウンロートできません。
実際のステップは IBM i Access Client Solutions - ESSからのダウンロード (Base, Win-AP, Linux-AP) をご覧ください。
サイト には、下記が記載されています。
These optional packages are only available for download on the Entitled Systems Support (ESS) website under 5761-SS1 or 5770-SS1.
メディアでの入手
IBM i (5761-SS1 か 5770-SS1) に対してリフレッシュフィーチャー「6288」をオーダーすると ACS のメディアが入手できます。
ただし Windows Application Package と Linux Application Package は含まれていません。
サイト には、下記が記載されています。
Customers requiring physical media can acquire it by ordering refresh feature 6288 for 5761-SS1 or 5770-SS1. Physical media is not available for the Windows and Linux optional packages.
どの入手方法を使うか
コンポーネントと入手元を表にします。
専用ページ | ESS | メディア | |
---|---|---|---|
Base Package | 〇 | 〇 | 〇 |
ACS EHLLAPI | 〇 | × | × |
Windows Application Package | 英語版/64bitのみ | 〇 | × |
Linux Application Package | 〇 | 〇 | × |
PASE Application Package | 〇 | × | × |
Mac Application Package | 〇 | × | × |
専用ページ であれば、日本語版のWindows Application Package以外すべて入手できます。
最新版は、まず、こちらで公開され、数日の後に Entitled Software Support(ESS) でも利用可能になります。
手軽さと新しさを考えると 専用ページ のリンクが私のお勧めです。
製品の中核である acsbundle.jar は次のリリースまで更新されませんが、 acslaunch_win-XX.exe などの付属ファイルは、同一リリー内でも更新されていることがあります。
手順は IBM i Access Client Solutions - Base Package の専用ページからのダウンロードをご覧ください。
どうしても Windows Application Package が日本語版でないと困るという場合や、Windows が 32 bit の場合は、ESS からしか入手できませんので Entitled Software Support(ESS) になります。だだし、日本語版、英語版の区別は動作でなく、ODBCの設定画面などが日本語かどうかというレベルなので、本当に必要なときだけでいいのではないでしょうか。
実際のステップは IBM i Access Client Solutions - ESSからのダウンロード (Base, Win-AP, Linux-AP) をご覧ください。
2020-04-24 全体の更新
2020-08-12 Mac Application Package をコンポーネント一覧に追加
2020-08-13 Win AP 32 bit に言及
「All About ACS」では IBM i に対する新しいクライアント「IBM i Access Client Solutions」の情報をいろいろ提供していきます。
記事一覧はこちらで確認いたけます。
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