リモートワークの普及に伴い、自宅での快適な作業環境を求めるエンジニアは多いのではないでしょうか。デスク上のスペースを最大限に活用し、姿勢を改善するための1つに、モニターアームが挙げられます。
モニターアームを導入すればデスク上の作業効率を向上させるだけでなく、長時間の作業による疲労を軽減する効果も期待できます。今回は、モニターアームの選び方や、おすすめの商品をご紹介します。ぜひ、モニターアームを選ぶ際の参考にしてみてください。
モニターアームとは
モニターアームとは、ディスプレイをデスクや壁に取り付けるための調整可能な機器です。通常、腕のように可動する構造を持ち、モニターを上下、左右に動かしたり、回転させられたりするため、作業や視線を最適化するのに役立ちます。特に、エンジニアリングにおいては複数のモニターを使用することが多く、モニターアームを導入することでデスクスペースを有効に活用できるメリットがあります。
さらに、モニターの高さや角度を自在に調整できるため、長時間の作業における姿勢の改善や目の疲れの軽減が期待できます。最近では、デザイン性に優れた製品も増えており、機能性とスタイルを両立できる点も魅力です。
モニターアームを選ぶ際のポイント
1. 可動性と調整機能
モニターアームを選ぶ際には、可動性と調整機能を確認しましょう。エンジニアは長時間にわたって作業を行うため、モニターの高さや角度を自由に調整可能かどうかは非常に重要です。特に、目の位置や姿勢に合わせてモニターを最適化することで、疲労感を軽減し、作業効率を向上させられます。例えば、上下の昇降機能があるモデルを選べば、座ったり立ったりする作業スタイルにも柔軟に対応可能になります。
また、回転や傾斜が自由にできるアームを選ぶことで、複数の作業環境においても快適に作業することができるでしょう。こうした可動性を重視することは、自分自身の健康を守る上で非常に重要です。
2. 耐荷重とサイズ対応
モニターアームは耐荷重と対象モニターサイズの互換性も重要な選択基準です。エンジニアはしばしば、特定の作業において異なるサイズや重量のモニターを使用します。使用予定のモニターの重量とサイズを把握し、それに適したモニターアームを選ぶことが重要です。耐荷重が不十分なアームを選ぶと、モニターが傾いたり、最悪の場合には落下するリスクがあります。
また、VESA規格に準拠した製品を選ぶことで、取り付けの際のトラブルを回避することができます。特に、デュアルモニター環境を構築する場合は、事前に各モニターの情報を確認し、アームがそれに耐えられるかどうかをしっかりとチェックしておきましょう。
3. スペース効率とデザイン
スペース効率とデザインも重要です。アームを利用することで、デスク上のモニターを空中に浮かせることができ、より広い作業スペースを確保できます。また、ケーブル管理機能が備わっている製品を選ぶことで、すっきりとした作業環境を実現できます。
デザインに関しても、モダンなオフィス環境にマッチするスタイリッシュなデザインを選ぶことで、職場の雰囲気を損なうことなく、機能性と美しさを両立できるでしょう。自宅においても、インテリアとしての統一感を意識して選択することで、作業モチベーションを高める効果も期待できます。
4. 取り付けタイプの選び方
モニターアームには、主に壁に取り付けるタイプとデスクに取り付けるタイプがあります。壁取り付けタイプではスペースを有効活用できるため、狭い部屋やオフィスで最適です。視線の高さを調整しやすく、作業環境をすっきりさせる効果もあります。ただし、賃貸物件の場合、壁に傷を付けたり穴を開けることができないことが多いため、設置に制限があります。
一方でデスク取り付けタイプは、作業台の上に設置するため、デスクの配置や形状に合わせやすい利点があります。アームの可動範囲が広いモデルも多く、使い方に応じて簡単に角度や高さを調整できます。
用途や設置場所、インテリアに応じて、どちらのタイプが自分に合っているかを考慮することが重要です。それぞれのメリットを活かし、自分の作業スタイルに最適なモニターアームを選ぶことで、より快適で効率的な作業環境が実現できます。
おすすめのモニターアーム
1. Ergotron LX デスクマウントアーム
Ergotron(エルゴトロン)の「LX デスクマウントアーム」は、最大ディスプレイサイズ34インチ、荷重範囲は3.2〜11.3kgと、多様なモニターに対応しているモニターアームです。昇降は33cm、最大で64cm前後移動可能で、快適なモニター位置を調整できます。
Amazonで見る 楽天市場で見る2. ベンキュー モニターアーム BSH01
ベンキュー モニターアームの「BSH01」は、耐荷重はおよそ2〜20kgと高く、ウェブカメラなどを取り付けたモニターにも利用できます。補強プレートによって、天板の傷や変形を防止します。ガラスの素材や薄い天板でも安心して利用できます。25,000回のガススプリング耐久試験が実施され、通常の2倍の耐久性がある特殊スプリングが採用されています。高さや角度、伸縮の調整が柔軟にでき、±180°に回転するピボットが備わっており、ご自身に適した作業環境を実現できます。
Amazonで見る3. COFO無重力モニターアームPro
COFO(コフォ)は理想の自分空間を創るリラクゼーションブランドです。「COFO無重力モニターアームPro」は、まるで無重力のような操作感を実現したモニターアームです。スリムでシンプルなデザインながら、最大14kgの重量と40インチのサイズに対応しており、高いパフォーマンスを誇ります。
Makuakeでは同じカテゴリーで歴代のトップを誇り、累計で10,000本以上の販売実績を持つ人気アイテムに成長しました。さらに、2024年には日本、アメリカ、フランスでデザイン賞を受賞するなど、国内外で優れた機能性とデザインが高く評価されています。
Amazonで見る 楽天市場で見る4. HUANUO HNSS31
HUANUO(ファーノー)は、エルゴノミクスに基づいた精密な角度設計で、身体を自然な姿勢で支える製品を開発するブランド。「HNSS31」はアームの高さがガス圧で調整でき、アームの間接部は360°回転します。自身の作業環境にあった角度や距離に調整して、快適な作業環境を保つことができます。
アームにはケーブル通しがついているため、配線を隠し、見た目をスッキリとさせることが可能です。モニターの対応サイズは13〜32インチと幅広く、耐荷重は9kgです。
公式サイトで見る5. HUANUO HNSS34G
つづいてもHUANUOから、「HNSS34G」のご紹介です。こちらのモニターアームは27〜49インチまでの大型・ワイドスクリーンモニターに対応しています。上下左右以外に、前後にもモニターを移動させられるため、画面との距離を調整できます。
取り付け方法はクランプ式・グロメット式の2種類に対応しており、デスクにきちんと固定できます。
公式サイトで見る6. サンワサプライ CR-LAC1403W
「CR-LAC1403W」は、パソコン周辺機器やデジタル家電を企画・開発・販売するメーカーであるサンワサプライのモニターアームです。クランプ(モニターアームをデスクに固定するための部品)が短いため、バックパネルのあるデスクにも取り付けしやすいです。またディスプレイにブラケットを取り付けて、アームに差し込むだけで簡単に取り付けできます。VESA規格にも対応しています。また、ケーブルホルダー付きで、デスク周りをすっきりと整頓できます。
Amazonで見る 楽天市場で見るまとめ
モニターアームは快適な作業環境を提供するための重要なアイテムです。可動性や調整機能、耐荷重、サイズ対応、スペース効率、デザインなどを考慮し、自分の作業スタイルやインテリアに合った製品を選びましょう。ご紹介したおすすめのモニターアームを参考にすることで作業効率が向上し、長時間の作業による疲労を軽減する効果が期待できます。自分に最適なモニターアームを選んで、快適なデスク環境を整えましょう。
よくある質問
Q. モニターアームはどのように取り付けるのですか?
モニターアームは、デスクや壁にクランプやネジで取り付けることができます。取り付け方法は製品によって異なるため、説明書を参考にしながら、しっかりと固定してください。
Q. 賃貸物件でも利用できますか?
賃貸物件の場合、壁に取り付けるタイプは穴を開けられないことがあるため、デスク取り付けタイプのモニターアームを選ぶと良いでしょう。クランプ式のモデルであれば、容易に取り付けることができます。