「どのクラウドストレージが自社のデータ管理ニーズに最適なのか分からない」「データのバックアップや同期に関して、クラウドストレージを信頼できるかどうか不安」「複数のデバイス間でのデータ同期や共有がスムーズに行えるかどうか不安」
クラウドストレージの選定にあたり、このような疑問や不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。この記事では、クラウドストレージ7つを比較し、それぞれの特徴について紹介します。自分に合ったストレージサービスを見つけるための参考にしてください。
クラウドストレージとは?
クラウドストレージとは、クラウドサービスプロバイダーやデータセンターなど、インターネットを介して遠隔でデータを保存するサービスのことです。外付けハードディスクやUSBメモリなどの物理的なハードウェアとは異なり、クラウド上に保存することで、自然災害やサーバー障害、ヒューマンエラーなどからデータを守ることができます。
活用事例として、ファイルのバックアップ、社内・チームでの共有、外出先での作業、大容量ファイルの受け渡し、バージョン管理などが挙げられます。さらに、クラウドストレージはデータを安全に保管できるように暗号化されているため、万が一デバイスが紛失したり故障したりしても、データの損失を防ぐことができます。
近年では個人利用だけでなく、企業向けのクラウドストレージも増えており、業務効率化の一環として活用されています。多くのサービスが無料プランも提供しているので、まずは気軽に試してみたい場合に利用すると良いでしょう。
クラウドストレージの選び方:3つのポイント
クラウドストレージを選ぶ際には、いくつかの重要なポイントを考慮する必要があります。以下の3つのポイントを押さえることで、あなたの利用目的に最適なサービスを見つけることができます。
1. 容量とプランの種類
クラウドストレージを選ぶ際には、容量と、提供されているプランの種類について確認しましょう。例えば写真や動画を大量に保存したい場合は、無料プランだと容量が足りなくなる場合があります。
多くのサービスでは無料プランが提供されており、通常は数GBの容量が利用可能ですが、大きなデータを扱う場合には有料プランの選択を検討する必要があります。容量が多くなるほど月額料金が高くなるため、どのくらいの容量が必要になるかを予測し、プランを比較・検討することが重要です。
2. セキュリティとデータ保護
セキュリティとデータ保護についても十分に確認しましょう。クラウドストレージを利用すれば物理的なデバイスの故障や紛失からデータを守ることができますが、インターネット上にデータを保存するため、セキュリティの対策が必要になります。
多くのクラウドサービスではデータを暗号化して保存し、アクセスを管理する機能を備えています。特に企業利用の場合はデータ漏洩や不正アクセスから守ることは必要不可欠ですので、2段階認証やIP制限などの追加のセキュリティ機能を提供しているサービスを選ぶと良いでしょう。個人利用でも、重要な情報を扱う場合はセキュリティ対策が強化されたサービスを選ぶことをおすすめします。
3. 使いやすさと機能性
使いやすさや機能性も大切な要素です。多くのクラウドストレージは、PCやスマートフォン、タブレットそれぞれでアプリをインストールして利用でき、ファイルのアップロードやダウンロード、共有を簡単に行えます。ファイル共有やリンク管理の機能が充実していると、チームでの共同作業に便利です。使いやすさや共有のしやすさなど、使用目的にあった機能が含まれているかを確認すると良いでしょう。
クラウドストレージ7つを比較!
1. Google ドライブ

出典:Google ドライブ
Google ドライブはGoogle Workspaceに含まれるサービスの一つで、Googleアカウントを持っていればすぐに使いはじめられます。最大15GBの容量を無料で使用することができ、Google ドキュメントやGoogle スプレッドシートなど、Google製品と連携してファイルの管理・編集が可能。複数のデバイス間での同期もスムーズで、PCやスマートフォン、タブレットのどれからでもアクセスできます。
ビジネス用途でも使いやすいため、個人から法人まで広く支持されています。また共同編集機能やファイルの共有機能が充実しており、チームでの作業にも適しています。
2. Box

出典:Box
Boxは、ビジネス向けのクラウドストレージで、特にファイル共有とコラボレーション機能に優れています。無料プランでは10GBの容量を利用可能。また高度なセキュリティ機能も特徴の一つで、最高クラスのセキュリティ、プライバシー、コンプライアンスが提供されています。
連携できるツールが豊富なのも特徴で、Microsoft 365やGoogle Workspace、Zoom、Slack、Salesforceなど、そのサービスの数は1,500種類以上にのぼります。また顧客企業数は10万社以上、フォーチュン500企業(世界中の企業を対象に、総収益が高いトップ500がランク付けされたもの)のうち、68%の企業がBoxを使用しています。Boxはチームでのファイル共有やプロジェクト管理に適しており、特に企業での利用が推奨されます。
料金
- Business:¥1,980
- Business Plus:¥3,300
- Enterprise:¥4,620
- Enterprise Plus:¥6,600
上記は年払いの場合。
詳細は公式ページでご確認ください。
3. Dropbox

出典:Dropbox
Dropboxでは、フレキシブルな共有機能やシームレスな共同作業を実現でき、個人からビジネス利用まで幅広く対応しています。無料プランでは2GBの容量が提供され、複数のデバイスからファイルの保存やアクセスが可能です。
複数ユーザーがファイルを共同で編集することもでき、変更内容は即座に反映されます。ファイルのバージョン管理や共有リンク機能も充実しているため、特にチームでの作業に便利です。セキュリティ面に関しても、2段階認証やユーザーとデバイスの管理などによって、不審なログインの試みからアカウントを保護します。
料金
- Plus:¥1,200/月
- Professional:¥2,000/月
- Standard:¥1,500/月
- Advanced:¥2,400/月
上記は1ユーザーあたりの金額。また、年間払いの場合。
詳細は公式ページでご確認ください。
4. OneDrive

出典:OneDrive
OneDriveは、Microsoftが提供するクラウドストレージです。無料プランでは5GBのストレージ容量が提供され、有料にするとプランによって100GB、1TB、6TB容量を使用することができます。
WordやExcel、PowerPointのファイルを直接編集できるため、Microsoft Officeを多く使う機械の多いユーザーにとって非常に使いやすいサービスです。セキュリティ面ではアクセス防御システムやセキュリティ監視システムと自動化など、データを保護する仕組みが取り入れられているため、安全性にも優れています。どこからでもアクセスできたり、複数のユーザーがリアルタイムに共同作業を行えたりするため、企業や学校での活用にも向いています。
料金
個人向けと一般法人向けのプランが用意されています。
また、それぞれ容量や同時使用可能なデバイス数、使用可能な機能などによって、複数のプランが設けられています。
詳細は公式ページでご確認ください。
5. XServerドライブ

出典:XServerドライブ
XServerドライブはXServerが提供するクラウドストレージで、特に日本国内で人気があります。導入社数は5,000社を超えています。定額制でユーザーを追加しても追加料金がかからず、少人数から大きな組織まで幅広く対応可能です。
XServerドライブの強みの一つは、ストレスフリーの高速環境です。サーバーには高性能マシンを使用しており、また国内サーバーを使用しているため海外サーバーと比較して物理的距離が短く、より高速なデータ通信が実現可能。セキュリティ対策も万全で、データは暗号化されて保存されるため、企業データや重要な個人情報も安全に保護できます。
料金
- フリー:¥0
- スモールビジネス:¥2,970〜/月
- ビジネス:¥5,940〜/月
- ビジネスプラス:¥11,880〜/月
- エンタープライズ:¥63,000〜/月
詳細は公式サイトでご確認ください。
6. DirectCloud

出典:DirectCloud
DirectCloudは、オンラインストレージとファイル共有を提供するクラウドサービスです。特にファイルの安全な共有とコラボレーション機能に強みを持っています。DirectCloudはセキュリティを重視しており、データを暗号化して保存するだけでなく、ユーザーごとのアクセス権限設定やデータのログ管理機能を提供しています。
特に、ディレクトリ単位でのアクセス権限設定や、チーム間での効率的なファイル管理が可能で、企業やチーム単位での利用に適しています。またスマートフォンアプリも提供されているため、外出先でも簡単にファイルの管理や共有ができます。セキュリティに関しては、クラウドセキュリティガイドラインに準拠しているため、高い安全性を提供します。
料金
中小企業向け、エンタープライズ向けに、それぞれの複数のプランが用意されています。 詳細は公式ページでご確認ください。
7. Fleekdrive

出典:Fleekdrive
Fleekdriveは、企業の情報資産を社内外問わず有効活用することができる企業向けオンラインストレージサービスです。誰でも使いやすいインターフェースや、ユーザー管理やワークフロー自動化などを備えた豊富な管理機能、徹底したセキュリティ環境が特徴です。複数人がリアルタイムに共同編集できたり、複数のデバイス間で簡単に素早くやり取りできたりするため、業務の効率化にも役立ちます。
プランに関しては、基本的なファイル共有などライトな使用を想定したプランと、高セキュリティでビジネスでの本格利用を想定したプランがあります。どのプランも30日間無料で試せるため、実際に使用してみると良いでしょう。
料金
- Team:¥600/月
- Business:¥1,800/月
- Business plus:¥2,000/月
- Team user scale:¥25,000/月
- Business user scale:¥50,000/月
詳細は公式ページでご確認ください。
まとめ
クラウドストレージは、インターネットを通じてデータを保存・管理できる便利なサービスです。個人利用だけでなく、ビジネスシーンでも多く利用されています。サービス選びでは、容量やプラン、セキュリティ、使いやすさを重視することが重要です。自社の利用目的に合ったクラウドストレージを選ぶために、これらのポイントを踏まえて検討しましょう。
よくある質問
Q1: クラウドストレージは無料で使えるのですか?
無料プランを提供しているクラウドストレージがあり、一定の容量までは無料で利用できます。機能や容量など、必要に応じて有料プランにアップグレードすることが可能です。
Q2: クラウドストレージのセキュリティはどうなっていますか?
クラウドストレージは暗号化技術を使ってデータを守っています。サービスによっては、データ転送時や保存時にSSL/TLS暗号化を施し、2段階認証やアクセス制限も提供しています。重要なデータを扱う場合は、セキュリティ機能も重視してサービスを選ぶと安心です。