まず、Macには最初からPythonがインストールされています。
これを利用してもいいのですが、homebrew版のを利用してみたいと思います。
その他、pyenvを利用してインストールや使用バージョンを管理することもできます。こちら。
###環境
- Mac OSX 10.11.2(El Capitan)
###標準状態
which python
/usr/bin/python
###brew版のインストール
brew版では、Python2.x系とPython3.x系をインストールすることができ、Python3.x系はPython3としてインストールされるので、特に考えなくても共存できます。ここでは、とりあえずPython2.x系を利用してみます。
brew info pythonとしてみるとわかるが、pipも一緒にインストールされるようです。
brew install python
インストール後、再度which pythonしてみると、
/usr/local/bin/python
brew版(/usr/local/bin/以下)が利用されています。
なお、これは、標準で、/usr/binより、/usr/local/binが優先されているためなので、何かしらの理由でPATHの設定がそのようになっていない場合は、.bash_profile等で優先順位をきちんと定義します。
###モジュール等のアップデート
pipはsetuptoolsをラップしているものらしいので、各ツールをアップデートしておきます。
pip install --upgrade setuptools
pip install --upgrade pip
標準状態のpythonはpipは入っていないようです。その場合は、easy_install pipでインストールできます。
###インストール済モジュールの確認
一覧は、
pip freeze
で確認できます。各モジュールの詳細は、
pip show <package_name>
で見ることができます。パッケージは、
/usr/local/lib/python2.7/site-packages
にインストールされるようですが、これは元々のpythonもbrew版のpythonも同じ場所を見るようです。
###モジュールのインストール
必要なモジュールをインストールします。私は、とりあえず下記があれば事足ります。
pip install numpy
pip install matplotlib
pip install pillow
matplotlibを入れるとnumpyもインストールされるようです。
###Django
とりあえず、Djangoのセットアップも書いておきます。It worked!が出るまで。
####インストール
pip install django
pip install django==1.9などとして、バージョンをしていすることもできます。
####プロジェクト作成
django-admin.py startproject django_test
####テストサーバの起動と確認
cd django_test
python manage.py runserver
ブラウザでhttp://127.0.0.1:8000/ にアクセスしてみます。It worked!とでればOK。
brewでインストールされる2.7.11にはバグがあり、うまく起動しません。
既に2.7.10が入っていれば大丈夫なようですが。クリーンインストールの場合はダメなようです。
対策についてはこちらに書きました。