Raspberry Pi 3でopenFrameworksのサンプルプログラムを動かす #RaspberryPi

1. 概要

展示でMacbookを使用していましたが、複数台となると用意が面倒なのと隠す場所に困るためRaspberry Pi 3で代替することを考えました。

Raspberry Pi自体も触るのが初めてだったのでその勉強も兼ねました。
参考サイトを見ながらやったことのまとめなので、詳しい方には参考にならないと思います。

展示では「NFCリーダ -> Arduino -> Macbook + openFrameworks -> iPad + duet display」の構成で、NFCリーダで読んだ情報に応じた表示をiPadで行いました

お客さんに見えるのはNFCリーダとiPadだけなので、それ以外の部分がコンパクトになればなるほどいいなと思っています。Raspberry PiにGPIOもついているし、iPadもモニタとして使っているだけなので、Arduinoも無くして安いモニタを使えれば言うことなしですがその辺はおいおいやりたいなと考えています。

2. 用意したもの

Raspberry Pi 3 （SDカード、電源、有線キーボード、マウス、モニタ等一式）

3. 作業環境

Raspberry Pi 3
Raspbian 2016-02-26 (横着してプリインストールしてあるSDを買いました。)
openFrameworks 0.9.8

4. 参考サイト

特に2.のひつじさんのスライドにある「Mac剥き出しの展示はそろそろダサい?」の言葉に刺激を受けました。

5. Raspberry Pi 3のセットアップ

参考サイト3.を参考にセットアップしました。
3. Raspberry Pi 3にRaspbianをインストール(Mac OS X を使用) - Qiita

6. openFrameworksのインストール

参考サイト1. 4. 5.を参考にしました。
1. raspberry pi | openFrameworks
4. Raspberry Pi用openFrameworksのインストール – 岩手県立大学ソフトウェア情報学部
5. Raspberry Pi 2 OSインストールからOpenframeworksのインストール - Qiita

6.1 Raspbianを最新の状態にする

「Menu - Accessories - Terminal」からターミナルを立ち上げて以下のコマンドを順に入力（それぞれ時間がかかります）。

sudo apt-get clean
sudo apt-get update
sudo apt-get upgrade

6.2 openFrameworksをダウンロードする。

バージョンが複数あるみたいですが、Raspberry Pi 2向けの説明に沿ってみました。
以下のコマンドを順に入力します。

cd
wget http://openframeworks.cc/versions/v0.9.8/of_v0.9.8_linuxarmv6l_release.tar.gz
mkdir openFrameworks
tar vxfz of_v0.9.8_linuxarmv6l_release.tar.gz -C openFrameworks --strip-components 1

6.3 openFrameworksをインストールする

こちらも以下のコマンドを順に入力します。まぁまぁ時間が掛かります。途中で2回ほどY/n聞かれたのでYと入力しました。

cd /home/pi/openFrameworks/scripts/linux/debian
sudo ./install_dependencies.sh

以下のコマンドを入力してコンパイルします。結構時間が掛かります。

make Release -C /home/pi/openFrameworks/libs/openFrameworksCompiled/project

　6.4 サンプルプログラムを起動してみる

cd /home/pi/openFrameworks/examples/graphics/polygonExample
make
make run

3Dモデルのサンプルも動かしてみました。普通に動きました。（画像をクリックするとYouTubeに移動します）

cd /home/pi/openFrameworks/examples/graphics/3DPrimitivesExample
make
make run

とりあえず今日はここまで。