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海外で働くための英語勉強法

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以前の記事では海外でソフトウェアエンジニアとして働く利点と欠点について解説し、自分に合っているかどうか知るためにも一度経験してみるといいと書きました。しかしどうすればそれを実現できるのかについてあえて触れなかったため、日本に住んでいる人にとっては縁の遠い話に聞こえてしまったかもしれません。この記事では、海外で働くためにするべきことの中でも特に英語の勉強方法について私自身の体験を振り返りながら考えてみたいと思います。

英語圏で働くには、スピーキング、リスニング、ライティング、リーディングの4つのスキルをバランスよく身につける必要があります。スピーキングとリスニングは英語面接で直接的に必要になりますし、ライティングやリーディングも英文履歴書の作成や英語圏の情報収集に必要となるからです。

TOEICを目安にリスニングとリーディングを独学する

4つのスキルのうちリスニングとリーディングについては受験勉強とある程度共通していますし、TOEICなどの試験で習熟度を測ることができるので独学に適しています。TOEICのスコアが英語力のすべてではありませんが、費用も安いし勉強した分だけスコアが上がるので、モチベーション維持には適していると思います。

私の場合、勉強を始めた時点でTOEICの点数は540点だったのが、3年後のイギリス移住時には900点を取ることができました。大学受験のときに勉強した英文法はほぼ覚えていたため、TOEICの出題形式に慣れて時間切れを防ぐために公式問題集を、語彙力を補強するために単語帳を、そしてリスニングのためにCDを買って勉強しました。

オンライン英会話やフィリピン留学を活用してスピーキングとライティングを鍛える

スピーキングやライティングは独学が難しいため、Skypeを使ったオンライン英会話やフィリピン留学を利用して比較的お金をかけずに練習しました。オンライン英会話はレアジョブが有名ですが最近はいろいろな会社が進出しているようです。どれも英会話教室に通うよりも安く済み、自宅で自由な時間にレッスンを受けることができるのが魅力です。

フィリピン留学も安く英語の勉強をすることができます。日本語で調べると日本人学生の多い学校が出てきてしまうので、日本人の友達はできるかもしれませんが(ちなみに最初に行った学校でQiitaのCTOである@yuku_tさんと知り合ったりしました)、授業中以外は日本人と日本語を使って話してしまうことになりがちです。英語に慣れてきたら、日本人学生のいない学校に行ってみると英語漬けの生活を体験できるのでおすすめです。学校については英語版のGoogleで検索するといろいろ出てきますが、私の場合はマニラのような都市部を避けてボラカイ島という小さな島にあるParadise Englishという学校で1ヶ月間英語面接の練習を中心に勉強をしました。

最後に

ソフトウェアエンジニアは理数系の職業だと思われているからか、英語が苦手な人が多いように思います。かくいう私も英語の勉強が好きではなく、大学に入ってからはほとんど英語を勉強してきませんでした。しかしソフトウェアエンジニアの仕事は英語圏でこそ高く評価されているので、日本のソフトウェアエンジニアはもっと英語の勉強をするといいと思います。

英語の勉強はやるべきことは明確ですが、モチベーションを維持するのは容易ではありません。ここで紹介した勉強法以外にも今ならDuolingoのようなアプリもありますし、映画が好きなら洋画を見たり、アニメが好きならアニメの英語吹き替え版を見たりする手もあります。とにかく自分なりにモチベーションを保てる方法を見つけて続けることで、英語圏で働くための英語力が身につくのではないかと思います。

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