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pandasでデータ可視化

Last updated at Posted at 2016-06-06

既に先行記事がありますが、pandasにはデータ可視化機能が備わっています。
matplotlibの薄いラッパーですが、これを使えば基本的なグラフのコードがかなり端折れます。

Pandasを用いたデータ可視化

こちらに紹介されていたirisの可視化であれば、Rと同程度のコード量で可視化できます。

Python for R Users
Python と R の違い (データ可視化・グラフ作成編)

importが多いのはpythonの仕様ですが、現在のpythonでのデータ解析の生産性はかなり高いと感じます。
RもRstudio/dplyrが普及して生産性が向上していますが、pythonもJupyter/Pandasが普及して5年前とは様変わりしていると思います。
(numpy+matplotlibがメインだったころとは全然違います。)

必要パッケージ、データのロード

import seaborn as sns
import pandas as pd
iris=sns.load_dataset("iris")
%%matplotlib inline

おしゃれ感を出すためにseabornをimport。あわせて、seabornにはトイデータも入っているのでirisはここからload。

散布図

iris.plot.scatter(x="sepal_length",y="sepal_width")

scatter.png

箱ひげ図

iris.sepal_length.plot.box()

box.png

ヒストグラム

iris.sepal_length.hist()

hist.png

ラインチャート

iris.sepal_length.plot.line()

line.png

パイチャート

pd.crosstab(iris.species,columns="species").plot.pie(y="species")

pie.png

これはデフォルトではいくつか課題があります。

  • デフォルト値が横長なため潰れてしまう
  • labelが重なってしまう
  • seabornにパイチャートがないために、カラーマップがなされない。

このために設定変えるのも微妙ですが、設定を追加すればきれいにかけます。

from matplotlib import pylab
default_size=pylab.rcParams["figure.figsize"]
pylab.rcParams["figure.figsize"]=12,12
pd.crosstab(iris.species,columns="species").plot.pie(y="species",colors=sns.color_palette())

pie2.png

サイズを変えたら戻しておきましょう。

pylab.rcParams["figure.figsize"]=default_size

バーチャート

iris.sepal_length.plot.bar()

bar.png

バーチャートはカテゴリ変数を想定しているからか、これだけデフォルトでは軸ラベルを間引いてくれなかったです。

matplotlibを直接呼び出すと間引いてくれます。(seabornをimport済みなので色合いはseabornになっています。)

from matplotlib import pyplot as plt
plt.bar(iris.index,iris.sepal_length)

bar2.png

まとめ

元スライドは前半でPandasの説明しているのに、後半の可視化ではPandasを使っていないためコードが冗長になっています。
複雑な事をしようとするとどうしてもmatplotlibのAPIを直接触る必要がありますが、
基本的な図であれば、PandasのAPIだけでシンプルにコーディング可能です。

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