この情報は古くなっています。Mavericks以上の環境ではMac - Xcodeのコマンドラインツールを入れる (Xcode 5.0) - Qiitaを参考にしてください。
Xcode4.3からの変更
Xcode4.2からバージョンアップしたら、以前導入したコマンドラインツールが使えなくなったのでメモ。
情報はXcode4.5.2が最新バージョンの2012年11月現在です。
参考URL:
Xcode4.2以前はコマンドラインツールが同梱されていて、"/Developer" 以下にそれらが入っていたが、Xcode4.3以降はXcode本体にコマンドラインツールが同梱されなくなり、別途導入する必要がある。
Xcode4.2をアンインストールすると、"/Developer" は "/Developer-old" に名前を変えて避けられていることが分かる(アンインストール時の質問への回答によっても変わるかも)。"Developer-old" は 20MB 程度だった。
上記URLでは、実はXcode4.3以上にもコマンドラインツールは "/Application/Xcode.app/Contents/Developer/usr/bin" 以下に同梱されているが、別途 "Command Line Tools for Xcode" の導入を勧めているのでそうすることにする。
ちなみに、コマンドラインツールはディスクの肥やしになっているかといえば、そうでもない。
$ du -sh /Applications/Xcode.app/Contents/Developer/usr/bin/
7.9M /Applications/Xcode.app/Contents/Developer/usr/bin/
導入
というわけで https://developer.apple.com/downloads/index.action から "Command Line Tools for Xcode" をダウンロードする。2012年11月更新の Mountain Lion 向けの *.dmg は110MBだった。
後は
- ダウンロードしたディスクイメージをマウント
- パッケージファイルをクリックしてインストーラ起動
- インストールを進める
- インストールを完了
という流れになる。
これで make や gcc 等のコマンドが使えるようになった
$ type make
make is hashed (/usr/bin/make)
$ type gcc
gcc is /usr/bin/gcc
ちゃんと "/usr/bin" 以下に入っている。
以前("/Developer/usr/bin" 以下に入っていたとき)とは違い、"/usr/bin" 以下に入っていることが分かる。通常の $PATH であればここにパスは通っているはずなので、そのまま使い始めることができる。
最後にダウンロードしてマウントしたディスクイメージをアンマウントするのを忘れずに。