iPad(ブラウザ)とRaspberry Pi 3+Webカメラで遠隔操作するタミヤのタンクを作る ①材料編
iPad(ブラウザ)とRaspberry Pi 3+Webカメラで遠隔操作するタミヤのタンクを作る ②組み立て編
iPad(ブラウザ)とRaspberry Pi 3+Webカメラで遠隔操作するタミヤのタンクを作る ③プログラム編
[2017/8/3]
OpenCVのセットアップが鬼門になりそうなので、Linux環境になじみが無い方は先にプログラム編に挑戦して、うまくインストールできてから他の部品を購入する方が安全かもしれません。
[2017/8/3]
はんだ付けは必須ではないと書いていましたが、モータードライバははんだ付けが必要でした。道具を持っていない方向けに初心者でも使いやすい道具をAmazonから選んで参考として載せておきます。
工作好きにはおなじみのタミヤのタンクにRaspberry Pi 3とWebカメラを載せて、iPadから映像を見ながら遠隔で操作するローバーを作りました。
Raspberry Piのセットアップやはんだ付けなど、ちょっと難しいところもありますが、電子工作をちょっとやったことがある人であれば、なんとか作れると思います。
また、工作が得意な人なら、独自にセンサーを搭載するなど拡張の余地もたくさんあります。
操作している様子はこちら:https://youtu.be/9RGyhFAgoSA?t=139
(使っている部品はところどころ本記事とは違います)
材料
Amazonの値段が常に変動するので一概にはいえませんが、全て新規に買うと総額は10,000~15,000円くらいになると思います。Raspberry Pi 3 が6,000円ほどするのでちょっとお高いですね。これが安くなればもっとお手軽に作れるようになります。
- タミヤ 楽しい工作シリーズ No.168 ダブルギヤボックス 左右独立4速タイプ(Amazon)
- タミヤ 楽しい工作シリーズ No.100 トラック&ホイールセット(Amazon)
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タミヤ 楽しい工作シリーズ No.157 ユニバーサルプレート 2枚セット×2セット(Amazon)
※3枚使用するので2セット必要です。配置を工夫すれば2枚でもできなくはないです。 - uxcell 六角スペーサー 15mm M3オスxM3メス(Amazon)
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M3 ネジ&ナット(Amazon)
※ネジは規格モノなので、M3で8mmくらいあれば何でも大丈夫です
※ネジ、ナットそれぞれ10個ずつあれば足りますが、無くしたりするので余裕を持っておくとよいと思います -
Raspberry Pi3(Amazon)
※画像処理をするのでなるべく3を用意してください(2は未検証です、でも動くかも...) -
Micro SDカード(Amazon)
※Raspberry Piには付属しないので、別途用意する必要があります。 -
USB接続 Webカメラ(Amazon)
※リンク先は一番安くて画質も良いモデルですが、手持ちのものがあればそれでもたぶん大丈夫です
※画質よりも画角を優先するならバッファローのBSW200MBKなどが安くて120°あります -
モバイルバッテリー(Amazon)
※これも手持ちのものがあれば流用可能です(あまり大きなものは載らないかもしれません) -
ジャンパーワイヤー(オス×オス)(Amazon)
※リンク先のものは安いですが配送にちょっと時間がかかるかもしれません - ブレッドボード(秋月電子)
- ブレッドボード・ジャンパーワイヤ(秋月電子)
- DCモータドライバ(秋月電子)
- 電池ボックス(秋月電子)
- 耐熱電子ワイヤー(秋月電子)
道具(まだ持っていない方向け)
道具はどれでも好きなものでよいですが、どれを買ったらよいかわからない方向けにおすすめを載せておきます。
- ニッパー(Amazon)
- はんだごて(Amazon)
- はんだ(Amazon)
- こて台(Amazon)
- はんだ吸い取り線(Amazon)
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充電池(単3×3本)
アルカリ乾電池だと少し電圧が高すぎるかもしれないので、できればエネループなどの充電池がよいです。Amazonベーシックが安くておすすめです。
材料(あるとベターなもの)
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Raspberry Pi ブレッドボード接続 T型基板キット(Amazon)
※Raspberry PiはGPIOピンの場所がわかりにくいので、ひとつ持っておくと便利です - 強力磁石 ネオジウム(Amazon)
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超強力両面テープ(Amazon)
※WebカメラやRaspberry Piなどを直接テープで留めてもよいですが、磁石と両面テープを使って着脱式にしておくと便利です -
マスキングテープ(Amazon)
※セロハンテープと違ってべたつかないのでひとつあるとよいでしょう
材料(こだわる人向け)
ケーブル同士をはんだ付けで固定するのではなく、コネクタで着脱式にしたい人はQiコネクタがおすすめです。
【Tips】電子工作でよく使う『QIコネクタ』の圧着方法
http://blog.digit-parts.com/archives/51796900.html
また、飾りをつけたり、センサーを載せていくなどの拡張をしていく場合は、この金具があると便利です。(本記事でも後ほど使用例を紹介します)
- タミヤ 楽しい工作シリーズ No.164 ユニバーサル金具(Amazon)
まとめ
お財布に余裕があれば、あるとベターな材料、こだわる人向けの材料もそろえるのがおすすめです。
磁石と両面テープで着脱式にする手法や、QIコネクタでワイヤを抜き差しできるようにするやり方は、他の工作、電子工作でもとても役立ちます。
では次回はいよいよ組み立てに入りましょう!