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「はじめてUNIXで仕事をする人が読む本」を新卒入社生と読書会した話

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新人教育 Advent Calendar 2014 というカレンダーに登録していたので、実質一日目の記事を...。

毎年新卒入社の方が2〜3ヶ月ペパボの福岡支社で研修するんですが、そのときエンジニア職種などの方は毎年技術書を読書会しております。そのチョイスで今年は下記の本を選んでみました。

これを

  • 新卒入社4名(エンジニア2、デザイナ2)
  • 前年度の新卒入社エンジニア1名
  • おじさん(@udzura)1名

で、一通り読んだ感想など。

良かった点

2ヶ月でちょうど読み終わった

期間が2ヶ月だったんですけど、みんなでゆっくり読んでちょうど終わって、最後に振返りも出来るボリュームだった。まあ、たまたま2ヶ月だったんですが...

ただのコマンド、技術要素だけじゃなくて文化も教えている感じがした

我々はリナックスなサーバでRubyなどのUNIX文化と相性のいい言語を使う必要がある。ただのコマンドリファレンスじゃなくて、歴史や背景を説明している感じがしたし、ちゃんとUNIX人間を育てようと言う気概を細部に感じた。

おじさんのまめ知識を引き出しやすい(?

ボリュームのわりに内容が多岐に渡るので、敢えて説明をはしょっているのかな〜という部分がしばしば見られた。でもそれはチャンス :punch:

あるテーマについて(プロトコルだの秘密鍵だのなんだの)深掘りした方が良いかな?と判断したらその場に参加しているおじさんが関連知識を教えることが出来る。本に全部が書いてある訳ではないので、適当に板書したりなんかして。そして圧倒的成長...

ある種の教えられ方のムラが出来る訳だが、そういうムラがあった方が記憶の定着には実は良いと思う(経験上も)。

う...と思った点

あ、これデザイナー氏には...と思った

ちょっと深過ぎかもしれないな...と。

デザイナーさんもコマンドラインツールやUNIXの文化を知るのは良いことだと思うが、この本のコンセプトはもっと深いところにあるので、戸惑わせてしまったかもしれない。デザイナのうち一人はRailsも書ける魔法剣士系の子だったので、アレはアレで良かったと言ってくれたが...。

やっぱり難しいかなあ...

おじさんのまめ知識云々ではメリットっぽく書いたが、一人で読み切るには骨が折れると思う。ちょっと経験があるはずのぼくが読んでいても、「んん〜どうだっけ...」とこっそりググったりする内容もあったし。逆に言えばかなり経験がある人でも楽しめる本だとは思うが...。


まとめると

  • 技術的背景がバラバラな人たちで集まって読書会すると楽しいかもしれない本。
  • 初心者が一人は結構大変なので、積極的に人に助けを借りると良いと思う。

こんな感じで...。

最後に、 新人教育 Advent Calendar 2014 なんですが、全然登録がないのでカジュアルな内容でもどんどん登録すると良いと思います。

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