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Tech-Circle#1 OpenStackハンズオンマテリアル(基礎編)

Last updated at Posted at 2014-11-10

基礎編

先に準備編を実施してください。これ以降の手順はすべてVNCサーバのデスクトップ画面から行います。また、パラメーターをコピー&ペーストできるよう、このページをVNCサーバのブラウザで開いておいてください。

このハンズオンでは、OpenStackのWeb UIを使って一通りの操作を体験します。
基礎編では、インスタンスを作成してログインできることが目標です。

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Web UIにログイン

受付で配布したアクセス情報を参照して、ブラウザからOpenStackのWeb UIにログインしてください。
OpenStackのアカウントとパスワードはハンズオン環境のアカウントと同じものです。

①内部ネットワークの作成

プライベートな仮想ネットワークを作成します。
最初に、メニューの[ネットワーク]-[ネットワークトポロジー]に移動し、外部ネットワーク(external)が作成されていることを確認します。

内部ネットワークを作成します。
[ネットワーク]-[ネットワーク]から【ネットワークの作成】を選択します。

【ネットワーク】
  ネットワーク名:internal
  管理状態:UP
【サブネット】
  サブネットの作成にチェック
  サブネット名:int-subnet
  ネットワークアドレス:192.168.0.0/24
  IPバージョン:IPv4
  ゲートウェイIP:(空欄)
  ゲートウェイなしのチェックなし
【サブネットの詳細】
  DHCP有効にチェック
  IPアドレス割り当てプール:(空欄)
  DNSサーバー:8.8.8.8
  追加のルート設定:(空欄)

internalというネットワークが作成されることを確認します。
名前を選択して詳細を表示し、int-subnetというサブネットが作成されていることを確認します。
メニューのネットワークトポロジーに移動して、新しいネットワーク作成されていることを確認します。

②ルーターの作成

外部ネットワークと内部ネットワークを接続するルーターを作成します。
[ネットワーク]-[ルーター]から【ルーターの作成】を選択します。

【ルーターの作成】
  ルーター名:ext-router

ext-routerというルーターが作成されます。
メニューのネットワークトポロジーに移動して、ルーターが作成されていることを確認します。

ルーターを外部ネットワークに接続します。
ルーターのアクションから【ゲートウェイの設定】を選択します。

【ゲートウェイの設定】
  外部ネットワーク:external
  ルーター名:ext-router
  ルーターID:デフォルトのID

ルーターに外部ネットワークのゲートウェイが設定されます。
ネットワークトポロジーに移動して、ルーターが外部ネットワークと接続されたことを確認します。

続いて、ルーターを内部ネットワークに接続します。
名前を選択して詳細画面に移動し、【インターフェースの追加】を選択します。

【インターフェースの追加】
  サブネット:internal: 192.168.0.0/24 (int-subnet)
  IPアドレス:(空欄)
  ルーター名:ext-router
  ルーターID:デフォルトのID

ルーターに内部ネットワークのポートが設定されます。
ネットワークトポロジーに移動して、ルーターが内部ネットワークとも接続されたことを確認します。

③マシンイメージの登録

インスタンスのベースとなるマシンイメージを登録します。
メニューの[コンピュート]-[イメージ]から【イメージの作成】を選択します。

【イメージの作成】
  名前:fedora-20.x86_64
  説明:(空欄)
  イメージソース:イメージの場所
  イメージの場所:http://cloud.fedoraproject.org/fedora-20.x86_64.qcow2
  形式:QCOW2-QEMUエミュレーター
  アーキテクチャー:(空欄)
  最小ディスク(GB):(空欄)
  最小メモリー(MB):(空欄)
  パブリックのチェックなし
  保護のチェックなし

fedora-20.x86_64というマシンイメージが作成されます。

④セキュリティグループの作成

インスタンスのアクセス制御設定を行うセキュリティグループを作成します。
メニューの[コンピュート]-[アクセスとセキュリティー]のセキュリティーグループタブから【セキュリティグループの作成】を選択します。

【セキュリティグループの作成】
  名前:my-secgroup
  説明:my security group

my-secgroupというセキュリティグループが作成されます。

インスタンスSSHで接続できるよう、セキュリティグループにルールを追加します。
my-secgroupのアクションから【ルールの管理】を選択します。
【ルールの追加】を選択して、SSHの受信ルールを作成します。

【ルールの追加】
  ルール:SSH
  接続相手:CIDR
  CIDR:0.0.0.0/0

セキュリティーグループルールの一覧に、方向:受信、ポート範囲:22(SSH)のルールが作成されます。

⑤キーペアの作成

インスタンスにSSH接続するための鍵を作成します。
メニューの[コンピュート]-[アクセスとセキュリティー]のキーペアタブから【キーペアの作成】を選択します。

【キーペアの作成】
  名前:my-key

キーペアを作成するとmy-key.pemというファイルがダウンロードされます。後で使用するので、ダウンロードされた場所を確認しておいてください。

⑥Floating IPの確保

外部ネットワークからインスタンスにアクセスするためのIPアドレスを取得します。
メニューの[コンピュート]-[アクセスとセキュリティー]のFloating IPタブから【Floationg IPの確保】を選択します。

【Floationg IPの確保】
  プール:external

IPの確保を実行すると、一覧にIPアドレスが追加されます。

⑦インスタンスの作成

準備が整ったので、いよいよインスタンスを作成します。
メニューの[コンピュート]-[インスタンス]から【インスタンスの起動】を選択します。

【インスタンスの起動】
  【詳細】
    アベイラビリティーゾーン:nova
    インスタンス名:test-instance
    フレーバー:m1.small
    インスタンスのブートソース:イメージから起動
    イメージ名:fedora-20.x86_64
  【アクセスとセキュリティー】
    キーペア:my-key
    セキュリティグループ:my-secgroupにチェック
               defaultのチェックなし
  【ネットワーク】
    択済みネットワーク:internal

起動を実行すると、インスタンスの作成が開始されます。
インスタンスの名前を選択すると、詳細や起動ログが確認できます。
また、メニューのネットワークトポロジに移動すると、インスタンスが作成され、内部ネットワークに接続されていることが確認できます。

インスタンスに外部ネットワークのIPアドレスを割り当てます。
test-instanceのアクションから【Floating IPの割り当て】を選択します。

【Floating IPの割り当て管理】
  IPアドレス:⑥で取得したIPアドレス
  IPを割り当てるポート:test-instance

割り当てを実行するとインスタンスのIPアドレス欄に外部ネットワークのIPアドレスが追加されます。

⑧インスタンスにログイン

インスタンスの起動が完了したら、⑤のpemファイルを使ってインスタンスにSSHでログインします。

VNCサーバのデスクトップ画面左上のメニューから、[アプリケーション]-[システムツール]-[端末]を選んでターミナルを開きます。
ダウンロードしたpemファイルをホームディレクトリに移動して、以下のコマンドを実行します。

chmod 600 my-key.pem
ssh -i test-key.pem fedora@[インスタンスのFloating IP]

インスタンスにログインできれば、ハンズオン基礎編は完了です。
ifconfigでインスタンスのネットワーク設定を確認したり、curlでWebサイトにアクセスできるか試してみたりしましょう。

ハンズオンマテリアル一覧

【Tech-Circle#1 OpenStackハンズオンマテリアル(準備編)】
【Tech-Circle#1 OpenStackハンズオンマテリアル(基礎編)】(このページです)
【Tech-Circle#1 OpenStackハンズオンマテリアル(応用編)】

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