先に基礎編を実施してください。基礎編で作成したマシンイメージ、キーペア、Floating IPを応用編でも使用します。
このハンズオンでは、OpenStackのオーケストレーション機能であるHeatを使って、プロビジョニングやアプリケーションデプロイの自動化を体験します。
応用編では、サンプルテンプレートを使ってWeb/DB分離構成のWordPressを立ち上げることが目標です。
①事前準備
事前に、基礎編で作成したインスタンス、ルーター、ネットワークを削除します。
マシンイメージ、キーペア、Floating IPは応用編で引き続き使用します。
- インスタンスの削除
- test-instanceのアクションから【インスタンスの終了】を実行します。
- ルーターの削除
- ルーターの名前を選択して詳細画面に移動し、【インターフェースの削除】を実行します。
- ルーターの一覧画面に戻り、my-routerにチェックをつけて【ルーターの削除】を実行します。
- ネットワークの削除
- internalにチェックをつけて【ネットワークの削除】を実行します。
※インスタンスやルーターが接続しているネットワークは削除できません。
先にインスタンスとルーターの削除を実施してくださいしてください。
ネットワークトポロジーを表示して、外部ネットワークだけになっていることを確認します。
②スタックの作成
サンプルテンプレートを使ってWordPressを構築します。
サンプルテンプレートを使ってスタックを作成すると、以下のリソースが新規に自動構築されます。
- 内部ネットワーク
- ルーター
- Webサーバ用セキュリティグループ
- DBサーバ用セキュリティグループ
- Webサーバ用インスタンス
- DBサーバ用インスタンス
メニューの[オーケストレーション]-[スタック]から、【スタックの起動】を選択します。
【テンプレートの選択】
テンプレートの指定方法:URL
テンプレートURL:https://raw.githubusercontent.com/tominaga443/openstack_hands_on/master/heat_template/wordpress_web_db.yaml
環境設定の指定方法:ファイル
環境設定ファイル:選択しない
【スタックの起動】
スタック名:wordpress
作成タイムアウト時間(分単位):60
ユーザー "xxx"のパスワード:受付で配布したOpenStackのパスワード
image_id:fedora-20.x86_64
key_name :my-key
その他のパラメーターはデフォルトのままで構いません
イメージ名や鍵の名前を違うものにした場合、そちらを入力してください。
起動を実行すると、新しいスタックが作成されます。
ネットワークトポロジーを表示すると、リソースが作成されていく様子を見ることができます。
また、スタックの詳細画面からパラメータ一覧や実行されたアクションを見ることができます。
③Floating IPの割り当て
スタックの作成が完了したら、WordPressにアクセスできるようにするためにWebサーバにFloating IPを割り当てます。
インスタンスの一覧からwordpress-WebServer-xxxxを選択して、アクションから【Floating IPの割り当て】を実行します。
割り当てを実行するとWebServerのIPアドレス欄にIPアドレスが追加されます。
④Webサーバにアクセス
WordPressが立ち上がっているか確認します。
ブラウザからhttp://[WebServerのFloating IP]/wordpressにアクセスします。
WordPressのWelcomeページが表示されれば、WordPress構築成功です。
ハンズオンマテリアル一覧
【Tech-Circle#1 OpenStackハンズオンマテリアル(準備編)】
【Tech-Circle#1 OpenStackハンズオンマテリアル(基礎編)】
【Tech-Circle#1 OpenStackハンズオンマテリアル(応用編)】(このページです)