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PHP5技術者認定試験(上級)に学ぶ、文字列との和解(2)

Last updated at Posted at 2017-06-20

PHP5技術者認定試験(上級)

資格試験に向けて勉強中です
勉強していて、PHPについて実は知らなかった/勘違いしていたことを記載します。

文字列

変数の展開

  • ダブルクオーテーション " で括られた文字列内では変数・エスケープシーケンスが展開される
    • 変数展開時は "my name is {$fullname}desu" のように波括弧で括るのが無難
  • シングルクォーテーション ' は展開されない

ヒアドキュメント

  • 通常のヒアドキュメント
    • 書き方を忘れがち
    • EOSは 終端ID と呼ばれる
    • 終端IDの前後にスペース、コメントなどを記載してはいけない
$string  = <<<EOS
6月20日 {$schedule}
EOS; 
  • Nowdoc (PHP5.3~)
    • EOSをシングルクォートで括る
    • 変数が展開されない
$string  = <<<'EOS'
6月20日 {$schedule}
EOS; 

出力

echo, print()

  • echo と print() は構造言語
  • echo は複数の引数をカンマ , 区切りで記述できる
    -- その場合括弧で括ってはいけない
echo $date, $schedule  ;
echo ( $date, $schedule ) ; // これはエラー
  • print() は出力に成功した場合 true を返す

print_r(), var_dump

  • var_dump
    • , で区切って複数の値を出力できる
    • 自分自身の参照を含むオブジェクト( $GLOBALS など )も出力可能
      • その際 *RECURSION* と表示される

操作

trim( $str [ $charlist ] ), ltrim( $str [ $charlist ] ), rtrim( $str [ $charlist ] )

  • 2パラ $charlist は string
  • デフォルトの除去文字は以下
    • 空白, タブ, 改行, キャリッジリターン, NULLバイト, 垂直タブ

他の操作関数

関数名 機能
strtolower( $str ) 小文字変換
strtoupper( $str ) 大文字変換
ucfirst( $str ) 先頭を大文字変換
ucwords( $str ) 各単語の先頭を大文字変換
substr( $str , $start ,[ $length ] ) 文字を抜き出す
substr_count( $heystack , $needle ) needleキーワードが何回出現するか
substr_replace( $str1 , $str2 , $index , $len ) $str1$index 位置から $len 分の文字を$str2 に置換
strrev( $str ) 逆から読む
str_repeat( $str , $cnt ) $str$cnt 回繰り返した文字列を取得
str_pad( $str , $len , $pad = " " ) $str$len 文字に達するまで、右に $padを付加

エンティティ

エンティティ変換

  • HTMLで意味を持つ文字をエスケープすることを エンティティ といいます。
    • 例: & -> &amp;
関数名 機能 comment
htmlentities( $str ) HTML特殊文字・ほか一部を、エンティティに変換 よくタイポされる
htmlspecialchars( $str ) HTML特殊文字を、エンティティに変換 上とほぼ同機能の関数
  • ほか一部: アクセント記号、ウムラウト付き文字

他の操作関数

関数名 機能
strip_tags( $str ) HTMLタグ・コメント、PHPタグを取り除く
get_meta_tags( $filename ) 対処ファイルのHTMLメタタグを連想配列で取得

エンコード・エスケープ

関数名 機能
urlencode( $str ) URLエンコード(クエリ文字列・クッキー値形式)
urldecode( $str ) 上記をデコード
rawurlencode( $str ) URLエンコード(RFC3986形式)
rawurldecode( $str ) 上記をデコード
addslashes( $str ) SQL用のエンコード 使うべきではない
stripslashes( $str ) 上記をデコード
  • addslashes()は 殆どのRDBMSで不向き。RDBMSに合わせたエスケープをしよう!

比較

  • ==, === どちらも 大文字小文字の区別を行う
  • <<= 演算子での比較は、辞書順での比較を行う
関数名 機能
strcmp( $str1 , $str2 ) 辞書順で比較
strnatcmp( $str1 , $str2 ) 自然順で比較

分解・結合

関数名 機能
explode( $demiliter , $str ) 区切り文字で分割した配列を取得
implode( $glue ,(array) $pieces ) 複数の文字列を結合
join( $glue ,(array) $pieces ) implodeのエイリアス
strtok( $str , $token ) $token で区切ったトークンを取得 、見つからない→ false
sscanf( $str , $format ) フォーマットに応じた値を読み取り、戻り値は配列
parce_url( $url ) URLを分割、戻り値は ["scheme"=>"http", "host"=>"qiita.com", "path" => "/mypage"]
  • tokenはここではまとめきれない、使って覚える

検索

関数名 機能
strpos( $str , $keyword ) 検索文字列が最初に現れる位置を返す、見つからない→ false
strrpos( $str , $keyword ) 検索文字列が最後に現れる位置を返す、見つからない→ false
strstr( $str , $keyword ) 検索文字列から末尾までの文字列を返す
strchr( $str , $keyword ) 検索文字列から末尾までの文字列を返す(上と同じ)
stristr( $str , $keyword ) 検索文字列から末尾までの文字列を返す(大文字小文字を無視(i))
strrstr( $str , $keyword ) 検索文字列が最後に現れる位置から末尾までの文字列を返す
strspn( $str , $mask ) $mask の文字のみで構成される部分が何文字あるか
strcspn( $str , $mask ) $mask の以外文字のみで構成される部分が何文字あるか

終わりに

PHPよ、文字列関数の命名規則はどうにかならんかったのか

いいね!してくれると勉強が捗ります

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