#はじめに
OculusでADX2LEを簡単に鳴らす。
前回のADX2Cursorの続きになります。
VR空間で手を振り回してCubeに触れると音が鳴る
シンプルなものを作ります。
シンプルなのでアレンジや理解しやすいかと思います。
#必要なもの
Unity,ADX2LE(それぞれ無料で手に入ります)と
Oculus touchが必要です。
#Oculusを開発用にする
Settings>General>Unknown Sourcesをチェックする。
#Unityで新規プロジェクト作成
#UnityをVR対応にする
Build Settings>Player Settings>Other Settings>Virtual Reality Suppotedをチェックする。
#Oculus touchのパッケージを入れる
[Oculusのダウンロードページ]
(https://developer3.oculus.com/downloads/)から
Oculus Utilities for Unity 5 V1.10.0を入手する。
zipを解凍してovr_unity_utilities_1.10.0\OculusUtilities\OculusUtilities.unitypackageをダブルクリックしてImportします。
#ADX2LE
たくさんの音をacbとしてパッキングして扱いやすくしてくれる。
http://www.adx2le.com/
からダウンロードしておく
unitypackageをインポートする
1.cri_adx2le_sdk_v202.zipを解凍。(ブロックを解除)
2.criadx2le_sdk_v202/cri/unity/plugin/criware_unity_plugin.unitypackageをダブルクリック。
3.Unity上で、importボタンを押す。
4.CRIメニューから「Create CriWare Library Initializer」を選ぶ。
5.CRIメニューから「Create CriWare Error Handler」を選ぶ。
#ACF,ACBの用意
1.criadx2le_sdk_v202/cri/unity/samples/criatom/basic/Assets/StreamingAssetsをUnityのAssetsにドロップして追加する。
この時、必ずAssetsの直下にStreamingAssetsフォルダができるようにする。(場所と名前に意味があるので)
StreamingAssets内の.acfや.acbを解析するので、任意のacf,acbに置き換えてもらえばそれに変わります。
[ADX2Cursor]
(https://github.com/tatmos/ADX2Cursor)からパッケージをダウンロードしてインポートします。
##Prefabを追加
Assets>ADX2Cursor>PrefabsにあるADX2CursorとSample_ADX2Loaderをシーンにドラッグして追加します。
とりあえず音が鳴るか確認します。
Hierarchy>ADX2Cursorを選択し、Inspector>Transform>Position>Xを操作してみます。Xの文字の上をドラッグすると値変更できます。
##Oculusカメラを追加します。
Project>OVR>Prefabs>OVRCameraRigをシーンにドラッグして追加します。
これだとカメラが2つになるので
MainCameraを削除します。
#実行して確認2
この状態だとカメラの位置が近すぎます。
あと、VR空間上での1メートルがUnityのCubeのサイズなのでやたら大きい。
ので、いろいろサイズを調整します。
##ADX2カーソルサイズを0.1にする
ADX2Curorを選択し、Inspector>Transform>Scaleを全て0.1にする
##Sample_ADX2Loaderを以下のようにする
少し奥行方向に移動してサイズを小さくしました。
##右手の位置にカーソルを追従させる
ADX2CursorをOVRCameraRig>TrackingSpace>RightHandAnchorの下に移動
これで右手でCubeを叩けるようになります。
##3Dサウンド
CenterEyeAnchorにCriAtomListenerを追加すると
このデモではHeliLoopの音が3Dパンの影響で音の位置が変わります。
##スピーカ出力をRift Audioにする
oculusのヘッドフォンから音が鳴ります。
##手を表示する
[Oculusのダウンロードページ]
(https://developer3.oculus.com/downloads/)から
Oculus Avatar SDK V1.10.1を入手する。
zipを解凍してovr_avatar_sdk_1.10.1\OVRAvatarSDK\OvrAvatar.unitypackageをダブルクリックしてImportします。
OvrAvatar/Content/Prefabs/LocalAvatar をシーンにドロップして追加します。
これで手が表示されます。
#参考アプリ例
動画
アプリダウンロード ADX2CursorTouchDemo20170101a.zip
#Next
続き →【Unity】oculus touchの振動デザイン