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FRB実験ログ #5 — 条件を変えたら、世界が変わった

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Last updated at Posted at 2026-03-28

■ はじめに

今回の実験は、
これまでの検証とは少し意味が違う。


これまで私は、

  • 振動の強さ
  • 周波数特性

といった違いを、

データとして“見ていた”。


しかし今回、初めて

👉 “感じたもの”と“データ”が一致した


これは小さな進展ではない。
FRBにとって重要な転換点である。


■ 実験概要

まずは今回の実験構成を示す。

image.png


構成は以下の通り。

  • ロッド先端にライン直結
  • ラインをステンレス板に跨がせる
  • 右手でラインを引き、テンション変化を与える

つまり、

👉 ライン途中で発生する変化を再現する構造


これは、

FRB Phase2における「擬似アタリ」の一種と考えられる。


■ 最初の状態(Before)

まずは、最初の状態。

  • ステンレス上にモンキーを設置(接触圧:高)
  • 耳栓なし(聴覚あり)

この状態で比較したときの正直な感覚はこうだった。


👉 1000円ロッドの方が、よく震える


振動が大きく、分かりやすい。
一方でルアーニスト改は、少しおとなしい。


正直に言えば、この時点では

👉 「1000円ロッドの方がすごいのでは?」

とすら感じていた。


■ しかし、データは違っていた

ここでFFTとFluxを確認すると、結果は逆だった。


👉 ルアーニスト改の方が
変化(Flux)が明確に出ている


👉 1000円ロッドは
振動は大きいが、変化が曖昧


ここで違和感が生まれる。


👉 なぜ、体感とデータが一致しないのか?


■ 条件を疑う

この違和感から、条件を見直した。


① 接触圧の低減

モンキーを除去し、
ラインにかかる荷重を軽減した。


👉 目的:

  • ベース振動の低減
  • 変化成分の抽出

② 聴覚の遮断

自作の「割りばし耳栓」を使用し、
音による影響を排除した。


👉 目的:

  • 触覚への集中
  • “脳バグ”の回避

■ 結果(ここが核心)

この状態で再度比較した。


👉 1000円ロッド

  • 振動は感じる
  • しかし変化はぼやける

👉 ルアーニスト改

  • 振動は控えめ
  • しかし変化がはっきり分かる

そして、ここが重要だ。


👉 ルアーニスト改の“変化のリズム”が、手で分かった


■ FFTとの一致

以下がそのときの計測結果である。

image.png


このとき、FFT上では

👉 ルアーニスト改は
Flux(変化量)が周期的に出ている


そして今回、

👉 その特徴が体感として一致した


■ 気づき

今回の実験で分かったことはシンプルである。


👉 「振動が強い」ことと
 「変化が分かる」ことは別である


1000円ロッドは、

👉 “大きな振動”を伝える


しかしルアーニスト改は、

👉 “変化”を伝える


■ 仮説

FRBにおける感度とは、


👉 振動量ではなく、変化検出能力ではないか


そして、

その指標として

👉 Fluxは有効である可能性がある


■ まとめ

今回の実験により、


  • 条件によって体感は大きく変わる
  • 振動量と変化は別物である
  • 体感とデータが一致する条件が存在する

ことが確認された。


FRBは、

👉 “測る”段階から
 “感じさせる”段階へ進み始めている


■ 最後に

今回行った糸擦りは、正式なPhase2スコアではない。

しかし、

最も単純な入力でロッドの応答を確認できるため、

FRB Phase2における 「ベーススコア」 として扱える可能性があると考えている。

糸擦りは、FRB Phase2におけるゼロ点として機能する。

複雑な入力(Impulse・Suction・Weed)を評価する前に、
最も単純な入力でロッドの基本応答を確認することで、

・入力条件の妥当性
・再現性の崩れ
・測定のズレ

に気づくことができる。

「糸擦りがあるから、他のすべての実験が意味を持つ」

面倒だっただけなんだけど・・・。

👉 感じられた瞬間、それは規格になる


(続く)

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