http://qiita.com/kazunori279/items/a9e97a4463cab7dda8b9
を見て面白そうと思ったので購入してみました。とりあえず動かすところまでを記録しておきます。
購入する
PYNQ-Z1ボードはDIGILENT社からから購入できます。初めて海外からの購入だったのでドキドキしていましたが、特に問題なく一週間ほどで届きました。電話での問い合わせ等もなかったので簡単な英語が読めさえすれば購入できると思います。
ボード以外で必要なものは
- micro SDカード
- LANケーブル
- micro usbでの充電ケーブル(スマホの充電ケーブルで十分でした)
です。
準備する
PYNQ-Z1ボードはFPGA+CPUが乗ったボードでLinuxが動きます。Linuxはmicro SDカードに記録して読み込みますので、まずはイメージを書き込む必要があります。イメージは
https://files.digilent.com/Products/PYNQ/pynq_z1_image_2016_09_14.zip
から入手できます。解凍するとイメージファイルになりますが、これをそのままmicro SDカードにコピーしても動きませんので下記の手順で書き込んでください。手順はOS X El Capitanのものです。
- まずはmicro SDカードのデバイスファイル名を確認します。左上のりんごマークから「このMacについて」を選びます。次にシステムレポートを選択します。ハードウェア->USBを選択してmicro SDカードが刺さっているリーダのBSD名がデバイスファイルの名前なのでメモっておきましょう。
- コマンドラインを開き以下のコマンドを実行してください
diskutil unmountDisk /dev/:デバイス名
sudo dd bs=1m if=path_of_your_image.img of=/dev/:デバイス名
数分ほどで書き込みが完了するので気長に待ちましょう。
起動する
http://pynq.readthedocs.io/en/latest/1_getting_started.html#setup-the-pynq-z1
の図を見ながら各ケーブル、micro SDカードを挿していきます。一番・二番のジャンパを変更するのを忘れないようにしましょう。準備ができたら電源を入れてください。数十秒ほどでLinuxが起動すると青と緑のLEDが光ります。
Linuxが起動するとJupyter notebookが自動起動するので接続してみましょう。ルータ経由で接続している場合、http://pynq:8080 で接続できるらしいのですが私の環境では接続することができませんでした。ルータの設定画面からPYNQ-Z1に払い出されたipが分かったのでipで接続すると無事にJupyter notebookの画面を表示させることができました(パスワードはxilinxです)。
この段階でJupyter nodebook上や直接sshで接続して色々遊ぶことができます。
参考URL
http://www.pynq.io/
http://store.digilentinc.com/pynq-z1-python-productivity-for-zynq/
http://pynq.readthedocs.io/en/latest/index.html