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[ReVIEW Tips] LATEXBuilderで「部(PART)」と付録がある文書のしおりを調整する

Last updated at Posted at 2014-06-13

Re:VIEWというかLaTeXのtipsです。

LaTeXで部(part)を導入すると、しおりのレベルが1段深くなり、章ではなく部がトップレベルになります。

shiori1.png

ここまでは自動に行われるのですが、文書中に付録がある場合に問題が発生します。単純に付録をつけると、前の部の中に入ってしまうのです。

shiori2.png

これでは付録になっていません。

この問題を解決するには、スタイルファイルに以下のような記述を追加します。

\renewcommand{\reviewappendix}{%
  \appendix
  \renewcommand{\thechapter}{\arabic{chapter}}
  \setcounter{secnumdepth}{0}
  \makeatletter
  \def\toclevel@chapter{-1}
  \makeatother
}

\makeatletterより上の部分については、以前書いた[ReVIEW Tips] LATEXBuilderで付録の数字を1,2,3...とするをそのまま使っています。

ここで追加したかったのは\def\toclevel@chapter{-1}で、この記述でしおりのレベルを一段階上げています。そしてここでは@を使っているため、前後に \makeatletter\makeatotherを指定しています。

このように\reviewappendixを再定義すると、しおりは以下のようになります。

shiori3.png

ちゃんと付録が部とは別の並びになりました。

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