[ReVIEW Tips] LATEXBuilderで付録の数字を1,2,3...とする

ReVIEWでは通常POSTDEFに記述したファイルが付録として扱われますが、付録のナンバリングが問題となります。

review-epubmakerを使ってEPUBを作ると、付録は「付録1」などとアラビア数字が使われますが、LaTeXの標準では「付録A」などとアルファベットが使われます。

これを変更して、EPUB同様に「付録1」などとするには、スタイルファイルに以下のような記述を追加します。

\renewcommand{\reviewappendix}{%
  \appendix
  \renewcommand{\thechapter}{\arabic{chapter}}
  \setcounter{secnumdepth}{0}
}

\reviewappendixはReVIEW用のマクロで、通常はただの\appendixです。これを書き換えることによって、独自の設定ができるわけです。上の例では、\thechapterを再定義することによって、数字の表記を変更しています。

さらに、\setcounter{secnumdepth}{0}を追加しています。これは、section(節)以下の見出しに番号をつけなくするための指定です。EPUBに合わせるのに加えて、そもそも付録2の第1節に「2-1」とかついても第2章第1節と区別がつかなくてうれしくないため、これを追加しています。