Cognos Analytics 11.0.5が2016年11月23日にリリースされました。
以下の新機能の概要が、リンク先のサイトにまとまっています。
Geospatial Analytics
新しい地図連携の機能が追加されたようです。Mapboxと連携して、RAVE2ベースで実装されるとの事です。
What’s new in dashboarding
ダッシュボードでFramework Managerのパッケージが直接使用可能になったようです。
前述の地図連携機能がダッシュボードでも使えるようです。
RAVE2エンジンベースのチャートで、拡大・縮小機能が使えるようです。
ナビゲーションパスという機能で、ドリルダウンの機能に似ていますが、事前に階層構造をFMでセットしておく必要もなく、データモジュールでパス対象のグループを登録しておくと、自由なドリル動作ができるようです。
Storytelling enhancements
ストーリーの機能でも、グラフの見せ方や、アニメーションの機能、全体のストーリーの概要を見せる機能が追加されているようです。
Modeling enhancements
データモジュール同士をリンクさせる機能が付与されました。
ナビゲーションパス先のデータアイテムをグループ化して定義しておく機能が追加されたようです。
Framework Managerのパッケージがデータモジュールのソースとして使用可能になりました。
テーブル単位でのデータ取り込みができるようになりました。
Reporting enhancements
RAVE2というRAVEが新しいエンジンに変わりました。
これまでのチャートの機能は廃止され、RAVE2に一本化されたようです。
<2016/12/28訂正>
これまでにチャートの機能のアイコンは廃止されました。詳細は下記を参照。
Cognos Analytics 11.0.5 のチャート(グラフ)の機能
http://qiita.com/shinyama/items/55d61471c6b1f8504f2e
RAVE2のテンプレートは各リリース毎に新規に組み込まれているようですが、インポートも可能のようです。
各レポートをURL呼び出しできるようになりました。外部からiFrameなどで呼び出しもこれで可能になりました。
プロンプトの見た目が変わりました。元の見た目を使用したい場合は、プロパティから変更可能なようです。
フィルター設定のウィンドウの見た目が変わりました。
Sharing and embedding content
前述の各コンテンツをURL呼び出し可能になった話のようです。
Role customization
11.0.4からリリースされていた、テーマのカスタマイズの機能が、役割の単位に設定できるようになりました。
New data sources
データソースのサポートが拡張されました。
Snowflake
Pivotal HDB
Amazon Aurora
Announcing the latest Release (11.0.5) of Cognos Analytics
11.0.4の新機能は、こちらからご参照下さい。
Cognos Analytics 11.0.4 新機能一覧