概要
Cognos Analytics 11.0.6の新機能の地図の機能を使ってみました。
こちらが主な情報ソースですが、国→県→市レベルでの詳細化、日本語表示、郵便番号を試してみました。
https://community.watsonanalytics.com/wp-content/uploads/2017/03/IBM-CA-11-R6-Mapping.pdf
国レベルの表示
試しにExcelで以下のデータを作成し、データ・アップロードの機能でアップロードして使用しています。
この赤枠の地図アイコンが11.0.6の新機能です。その下の地図っぽいアイコンは、11.0.5の機能のもののようです。紛らわしいですね。きっとそのうち統合されると思います。
こんな感じに領域に「Country」領域の色に「Values」を置いてみました。ばっちりアメリカ、カナダ、中国、日本が値の色の濃さで表示されました。
拡大、スクロールでアジアに移動すると、こんな感じに見えます。
県レベルでの表示
表示はこちら。いい感じですね。
領域の絞込みに「Country」を置いていて、Prefectureが、日本のだよ、というのを教えています。
「領域の色」「点のサイズ」「点の色」に値を置いたところ、〇の大きさと色も追加で表示されました。
市レベルでの表示
こんなデータを作成してみました。
現状では「領域の絞込み」に国と県を使うために、A列のようなデータにする必要があるようです。
日本語での国の表示
じゃあちょっといじめてやろうかと、日本語データをやってみました。
日本語での県の表示
残念、これはエラーになりました。
最初に紹介したリンクの資料に、日本・韓国・中国の文字のサポートはまだというような記載があるので、将来の拡張に期待です。
郵便番号表示
残念ながらこれは動きませんでした。
日本の郵便番号 XXX-YYYY は、上2桁か3桁までの詳細度の表示は可能と記載されているのですが、このデータでやってみても地図に反映されませんでした。
自分のやり方が悪いかも知れないので、誰かやってみてできた方がいたらフィードバック頂けるとうれしいです。
残念ながら郵便番号はうまく行きませんでしたが、国・県・市の表示は簡単な手順でできました。
是非使ってみて頂ければと思います。
地図の機能のFAQがありましたのでリンクを添付しておきます。
#Cognos Analytics 11.0.5 Mapping and Visualization FAQ
https://www.ibm.com/communities/analytics/cognos-analytics-blog/cognos-analytics-11-0-5-mapping-and-visualization-faq/
他の新機能は、こちらもご参照下さい。
Cognos Analytics 11.0.6 新機能一覧
http://qiita.com/shinyama/items/5f8a04138472c1e5f1dc