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Live2D と手書きアニメ比較 (1) まばたき

Last updated at Posted at 2015-12-23

Live2D Advent Calendar 2015 24日目の記事です。

Live2Dの一番の魅力は、モデルデータを使った対話的なコンテンツですよね!
いったんモデルを作成してしまえば、様々な入力(パラメータ)を元に絵をグリグリ動かせる……
……めちゃすごい!(かなり)

最近は特に FaceRigを使った「俺が嫁」が盛り上がってますね!
俺も美少女になりたい!という全世界市民の願いがついに実現したのです!

しかしながら、そんなトレンドを全力で無視し
アニメーションツールとしてのLive2Dをみていきたいと思います。
方針としては、

  • 手書きの作業感に近い方法で
  • 必要な作業を必要なだけ行う

です。

まずは動きの基本、「まばたき」です。
最近描いた某キャラを動かしてみます。

まばたき動画

完成した動画の比較から。左が手書きで、右がLive2Dです。
名称未設定.gif

Live2Dで作ったほうは、モーフィングならではの ヌルヌル感がありますね!
手書きもLive2Dもタイムシートは同じです。(30fps)
開き目(7F) → 閉じ目(3F) → 中目(4F) → 開き目

  • 手書き素材
    開き目、中目、閉じ目 3枚
    151224_0431.jpg

  • Live2D素材
    開き目、閉じ目の2枚(中目は補完)

目は1パーツで、動かさない部分はポリゴン割当てすらしてません!
(目だけのモデリングなら10分もあれば終わります)
151224_08.jpg

閉じ目は、手書きで描いたものをAdventCalendarの17日目の記事と同じように不透明度で切り替えてます。
Live2Dでパーツ表示・非表示させる2つの方法(naotaro0123さん)
こっちのほうがポリゴンの点を修正する(モデリング)よりも手書き(ドローイング)に近い作業感です。

また、今回は眼を1パーツで作成したので、閉じ眼に近い部分は歪んでしまっています。
(動画だとそんなに気にならないですが、Live2D Animatorで開き目気味にキーを打ってごまかしています)
ここは、Live2D ユーザーチュートリアルの記事を参考に、眼も複数パーツに分けるともっと自然になりそうです。
さらに自然な 「まばたき」の作り方(黒井さん)
(せめて上まつげは分けたほうが良さそうです。あとで試してみます)

工数の比較

手書き(ClipStudioPaintEX)
元絵 -
中目 10分
閉じ目 15分
アニメーション 10分
計 35分

Live2D
元絵 -
閉じ目 15分
モデリング 15分
アニメーション 10分
計 40分

ざっくりこんな感じです。絵によって変わるかと思います。
(慣れれば、どちらも10~15分くらいで出来そうです)
今回は『まばたき』 なので可動部が少なく、工数・作業感の差はあまりないですね。
しかし、Live2Dなら中割りのフレームは補完されますし
補完方法も細かく調整できるので、動きによってはかなり工数が削減できる(はず)!

Live2D と手書きアニメまとめ

手間(工数)の部分で悩むところですが、Live2Dを使うと
かなり限定的なアニメーション制作でも、手書きではできない表現が出来ることがわかります!

ということでこの企画はたぶん続きます。次回は髪揺れかなと思います!
(まばたきに関しても中目2枚と比較してみたり、他ソフトとの比較など……いろいろやりたいことはありますね)

Live2D Advent Calendar 2015 、明日はいよいよ最終日です。Yuanさんよろしくお願いします!

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