郵便番号による住所検索
郵便番号による住所検索は、既に「郵便番号検索プラス」というプラグインで実現されています。
これは、Google Map Apiを使用しているということです。
今回は、郵便番号データをアプリに取り込んで、郵便番号検索と住所検索をしてみます。
ルックアップコピー項目編集プラグインとルックアップ選択条件プラグインを使用します。
郵便番号アプリの作成
郵便番号データダウンロード
元になる郵便番号と住所データは、日本郵便が公開しているcsvデータを使います。
読み仮名の種類によって、3種類(半角カナ2種類、ローマ字)ありますが、今回はローマ字を使います。
半角カナが必要な場合は、半角カナデータをダウンロードします。
全国版だと12万件あり、csvデータをzip形式にして公開しています。
これをダウンロードして、kintone アプリに読み込めるように10万件以下で分割します。
郵便番号1つに対して複数の住所データがありますので、郵便番号をユニークキーには出来ません。
項目は、都道府県のみドロップダウンとして、他は文字形式にしました。
用途によっては、住所の項目を連結したり、データ内の空白を削除するなど加工が必要かもしれません。
※郵便番号データについては、日本郵便で下記の記述があります。
郵便番号データに限っては日本郵便株式会社は著作権を主張しません。自由に配布していただいて結構です。
※kintone 郵便番号データ(カナとローマ字)の作成で、(カナとローマ字)版を作成しました。
郵便番号検索アプリ
単純なルックアップで、郵便番号で住所を検索するアプリを設定してみます。
郵便番号をキーに、住所をコピーします。
これだと住所を編集できませんので、ルックアップコピー項目編集プラグインで編集可能に設定します。
これで、郵便番号で住所を検索・編集することができました。
使用手順としては、
・郵便番号を指定して、住所をルックアップ検索
・住所欄に足りない分を入力
郵便番号・住所検索アプリ
次にルックアップ選択条件プラグインを使って、郵便番号と住所検索ができるアプリを作成してみます。
ルックアップ選択条件プラグインでは、ルックアップキーにユニークキーが必要なので、レコード番号(郵便ID)を使います。
ルックアップ選択条件プラグインの設定
ルックアップ選択条件プラグインの選択条件
郵便番号、都道府県、住所1、住所2を指定します。
ルックアップコピー項目編集プラグインの設定
コピー項目を編集可能に設定します。
郵便番号による住所検索
郵便番号を入力して、「取得」ボタンをクリックすると該当のデータが表示されます。
住所の一部指定による検索
東京都、中央区を指定して検索
ルックアップ検索表示
東京都中央区の郵便番号が一覧表示されます。
住所2に銀座を指定して検索
ルックアップ検索表示
各都道府県の銀座が表示されます。
課題
郵便番号データは、年1回程度の頻度で更新されるようなので、最新に保つためには、
定期的に更新する必要があります。