前回の記事に続いて、今度はCloud9上でPython3 + jupyterをインストール、コンソールから起動してブラウザからアクセスすまでをやってみた。
さて、今回もPython3を使いたいので、 Cloud9上でPythonアプリケーションとしてworkspaceを作っておいて、PreferencesからPythonのバージョンをPython3にしておく。
そして、前回と同じようにPython3にはjupyterがインストールされていない。
...ということで、以下のコマンドを叩いてjupyterをインストールする。
$ sudo pip3 install jupyter
大量のコマンド実行ログと少量の警告にちょっとビビるが、特に問題なくインストールは完了した。
あとは、以下のコマンドを叩いてCloud9の仮想マシン上でjupyterを起動する。
$ jupyter notebook --ip 0.0.0.0 --port 8080 --no-browser
コマンドの意味としては「ipを0.0.0.0、portを8080に指定してjupyter notebookを起動。ブラウザでの初回起動はキャンセルだ」ということ。
ipとportについては前回同様、仮想マシン内のlocalhostで起動されても外からアクセス出来ないし、とりあえず外からアクセスできるipとportを指定して起動させておく。
また、jupyterは起動させると自分の環境内にあるブラウザを立ち上げて起動画面を表示させようとする。Cloud9上の仮想マシンで起動しているので、当然これはうまくいかない。そこで「--no-browser」を指定することでこの動作自体を行わせないようにする。
最後に、ブラウザ上からプロジェクトURL(https://[project名]-[user名].c9users.io 的な奴)にアクセスすれば、無事jupyterが表示される。
Cloud9は無料プランだと環境自体がかなり貧弱なので、重たい計算を回そうとすると破綻するだろうが、ちょっとしたスクリプトを実行してみたり思いついたことを実行してみたりすればいいと思う。
あと、Cloud9がここまで使えるなら、ノートPCじゃなくてChrome Bookでもいいかも。。と思ってみたり。