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個人開発2年続けて、やっぱりヒカキンはすごいってこと

Last updated at Posted at 2022-01-30

こんにちは。ぬこすけです。

1年ほど前に「開設後3週間で収益10万円を得た個人開発サイトに立ち向かった話の全部を公開する」を記事を公開し、Qiitaのトレンドの載ったりTwitterでもシェアされるなど、多くの方に読まれてうれしい限りです。

さて、もうすぐ個人開発が2年目になるのですが、個人開発を続けていたからこそ思うことがいくつか思うところが出てきました。
これから個人開発をしようとしている方の参考になったり、あるいは今も個人開発を続けていて「あーこれわかる!」みたいな共感が得られたらうれしいです。

どんなサイト作ったの?

知らない方が多数だと思うので簡単に個人開発しているサイトを紹介します。

ぬこぷろ」という技術書ランキングサイトを開発しています。

nukopro_screenshot.png

QiitaやTwitter、Youtubeなどから本の情報を取得して技術書を点数化するサイトです。
技術的には、 Next.jsDjango , GCP などを使って開発されています。

サイトとしては月2〜3万PV稼いでおり、「Python 参考書」や「Java 参考書」、「GCP 参考書」などでググると1ページ目には表示されます(2022/1現在。環境によって変わります)。

サイトを企画した背景などは「開設後3週間で収益10万円を得た個人開発サイトに立ち向かった話の全部を公開する」を見ていただけるとわかりやすいと思います。

サイトの紹介はこんなところで、個人開発を2年続けて思ったことをポエムります。

やっぱりヒカキンはすごいってこと

「Youtuber」といえばヒカキンさん。
Qiitaでも「 HIKAKIN 」というタグが存在するほど、ヒカキンさんは有名でしょう。

そんなヒカキンさんですが、彼のすごいところって一体何でしょうか?
もちろん、Youtubeの再生回数やビートボックスの上手さはありますが、
個人的には「ゼロからYoutubeを初めて、今もなお継続している」ことだと思います。

ヒカキンさんはスーパーの店員をしながらYoutubeを始めました。
継続的に動画を投稿し、2年間ほど経って「Super Mario Beatbox」という動画がバズったことをきっかけに有名になったそうです(Wikipediaより)。

ビートボックスの才能もありますが、ゼロからYoutbeを初め、2年間挫けず投稿し、そして今もなお投稿し続けていることがやっぱりすごいところだと思います。

個人開発も同じことが言えます。
ゼロからモノを作り、継続して開発し続ける。言うのは簡単なのですが、やるのは難しい。

私も昔 Ruby On Rails でURLからtitleタグやmetaタグなど抽出するWebアプリを作りましたが、リリースして満足してしまいました。結局、サイトはクローズしています(笑)。

個人開発を続けていると、Youtuberであれインスタグラマーであれ自然と「クリエイターってみんなすごいんやな」という視点が生まれます

普段何も考えずに見ているYoutube、水着の美人なお姉さんを眺めるインスタグラムでも、継続的にコンテンツを作っているクリエイターは努力家です。

孤独。

自分で作ったものはやっぱり誰かに見せびらかしたいもの。

cafe_osyaberi_man.png

ワイ「こんなサイト作ったんや!」
友達「へぇ〜。どんくらい儲かるの?」
ワイ「月1万円くらいかなー」
友達「ふ〜ん」

このくらいの会話で終わります(笑)。

本人からしたら血のにじむような努力で作ったとしても、周りからしたらその努力は知りえません
フロントとバックエンドのアプリケーションのコード書いて、データベース用意して、サーバー立てて、マーケティングや企画も考えて...全て一人でやるのは大変です。
私の場合は当時使ったことのないPythonやらReactやらで色々と苦労した覚えがあります。

収益に関しても、本人からしたら「自分の力だけで稼いだ!」と思っても、額が額だと周りからは「こんなもん?」しか思われません
やってみるとわかるのですが、会社の力を借りず自分の力だけで稼ぐのは結構難しかったです。
ぬこぷろはリリースして数ヶ月はほぼ収益なし、1年後にようやく飲み代くらい稼げるようになりました。初めて収入が入った時はすごい嬉しかった記憶があります。

起業しかりYoutuberデビューしかり、身近に独力で何か始めた人がいたらかまってあげてください
たぶん彼らは喜びます(笑)。

終わりなき道

yamanobori_tozan_man.png

さきほどヒカキンさんの継続力はすごいというお話をした手前、矛盾してしまうかもしれませんが、いつまで自分が作ったものに対して継続的に取り組むかという悩みもあります。

誰かに売却したり、あきらめたりしない限り、個人開発に終わりはありません
今後開発を続けてちゃんと成果は出るのか、他に時間を費やしたいことはないのか、色々考えて継続すべきかを判断する必要があります。
もちろん、飽きたから次の開発へ、というのもアリだと思います。

私の場合、ぬこぷろの他にも新しいサイトの開発を進めています。
もちろん身体は一つしかないので、限りある開発時間をどちらかに割り振る必要があります。

開発を進めていくと、無限に課題が山積みになっていきます。
新しいサイトの開発をそっちのけで、アレもコレもと課題を消化していくうちに気づいたら2年弱が経っていました(笑)

いつまで既存のアプリ開発を進めるか、新しいアプリの開発の方に専念するのか、悩ましいところです。

好きなことしかやらない問題

個人開発は自由なので、うまく自分の手綱を握らないと好きなことばかりしてしまいます。
私の場合はフロントエンドの開発をしがちでした。
特にパフォーマンスチューニングはハマってしまい、気づいたらLightHouseで98点になっていました(笑)。

nukopro_lighthouse_performance.png
※ブラウザのシークレットモードで、拡張機能オフとキャッシュ削除した上で、https://nuko-programming.com/ranking/Python/page/1 をモバイルを計測

あまりにもこだわり過ぎて、ライブラリから自前コードでリプレイスもしていました。
例えば、、、

  • react-window
    • 仮想無限スクロールを実現するためのライブラリ
    • UX的に問題があったので自前作成
  • react-lazyload
    • コンポーネントを遅延レンダリングするためのライブラリ
    • 私の環境だとなぜか正常に動作しないので自前作成
  • react-autosuggest
    • 検索ボックスのライブラリ
    • componentWillReceivePropsというReactの非推奨のAPIを使っている、バグがissueに起票されていてもメンテされない、検索はWebWorkerに使いたい、などの理由で自前作成

アプリで最も重要なのはコンテンツです。
頭でわかっているのですがどうしても好きな方へ開発が向いてしまいます。

個人開発なので自由に開発できるのも強みですが、自分自身の手綱を握らないと永遠に自分の好きな開発ばかりしてしまうのも悩みです。

まとめ

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