ビルトインウェブサーバーで簡単環境構築

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EC-CUBE をはじめとする、 PHP アプリケーションをカスタマイズする場合、開発環境はどうしていますか?と質問すると、
「サーバーにインストールされているものを FTP で更新して...」
という声をよく聞きます。

プログラムを編集するたびに、サーバーへ転送していたりすると、大変作業効率が悪いので、僕らエンジニアは手元の PC に環境構築してしまう場合が多いです。
メジャーなところでは、 XAMPP を使用したり、 VirtualBox で仮想の Linux 環境を作成したり、 Mac では MAMP や HomeBrew などで Webサーバーを構築したり。
(XAMPP は、トラブルの元なので個人的には絶対使いたくないのですが...)
Windows でしたら、 WebMatrix があるので比較的簡単に構築できます。

これらは、一旦設定してしまえば、あとは何とかなるのですが、プログラミングの不慣れなデザイナーさんや、店舗オーナーさんには、ちょっと敷居が高いです。

実は、 PHP5.4 から、「ビルトインウェブサーバー」というものがあり、 PHP とデータベースさえインストールしてあれば、 EC-CUBE を動かすことができるのです。

EC-CUBE3 はもちろん、 2.13系でも動きます。
WordPress など、EC-CUBE 以外の PHP アプリケーションでも使えます。
ただし、このビルトインウェブサーバーは簡易的なものですので、実運用には使用できませんのでご注意ください。

DBの作り方がわからない とか、 Mac OS X 10.9 より古いんだけど... という方は、コメント欄にでもリクエストいただければ加筆いたします。

準備

  1. PHP をインストールしましょう。
    • Windows の場合は、 Web Platform Installer で PHP 5.4 以降をインストールしましょう。
    • Mac OS X 10.9 以降でしたら、最初からインストールされている PHP で問題ありません。
  2. データベースをインストールしましょう。 EC-CUBE 3.0.9 からは sqlite が利用できますので、データベースのインストール不要です。 PostgreSQL または MySQL を使用したい方は以下を参考にしてください。
  3. EC-CUBE をダウンロードし、ZIPを展開しておきましょう

利用方法

Windows の場合は、コマンドプロンプト、 Mac の場合は、ターミナル(Terminal.app)を開きます。

以下のように、 EC-CUBE の ZIP を展開したフォルダへ移動します。

cd path/to/ec-cube

cd と入力したあとスペースを入力し、 展開したフォルダをコマンドプロンプトやターミナルにドラッグ&ドロップすると、フォルダを自動的に入力可能です
フォルダ名に日本語が混ざっていると動かない場合もありますので注意しましょう。

php コマンドに -S をつけることでビルトインウェブサーバーが起動します。
以下の例は、 8080 番ポートで起動しています。 -t で、 ドキュメントルートにしたいディレクトリを指定します。

php -S localhost:8080 -t html

ブラウザで http://localhost:8080 へアクセスすると EC-CUBE のインストーラ画面が表示されるはずです。
サーバー上で動いている EC-CUBE と違い、 .htaccess が使えなかったり、多少の制約はありますが、ちょっと動作確認や、カスタマイズをするくらいでしたら、十分使えると思います。

この投稿は EC-CUBE Advent Calendar 201524日目の記事です。