#0.はじめに
これは
[Cloud101]#5 vCloud Directorってなんだ?
http://qiita.com/nagahisa/items/f80f2a214824e7a0ee0e
[Cloud101]#6 手抜きのVMware仮想NW・初歩〜NSX!
http://qiita.com/nagahisa/items/118f42062b74557dbd46
の補足です。
#1.前回補足(#5-1)の思い出し+アルファ
・前回補足#5-1「vCloud Directorを感じる」では、HOL環境のvCenterに、ユーザA/B・リソースプールA/Bを作成し、vCenterでアクセス権を設定することで、ユーザA:リソースプールA, ユーザB:リソースプールBのなんちゃってマルチテナント環境を作ってみました。
これは vSphere自体がもつマルチテナント機能を利用しただけです。
http://qiita.com/drafts/d99dd10cd011869592cf/
・実際の vCloud Directoryのようなマルチテナント製品は、vCenterの上に別のテナント管理層を持っていますので、vCenterでテナント単位にリソースプールは作成しますが、テナント毎のvCenterユーザアカウントは作成しません。
・vCenterを操作するのは、基本的にvCloud Directorだけですので、vCenterにはvCloud Directorと連携するアカウントだけだあれば良いです。
・vCNS/NSX自体にはマルチテナント機能はありませんが、vCloud Directorようなマルチテナント管理層により、vSphereリソースプールとセットでテナント単位に扱うことができます。
#2. vCloud Directorの現状
・正直言うと vCloud Directorって全然メジャーじゃありません
・vCD5.5からは一般向け販売は停止され、VCANパートナーへの提供のみになっています。
http://www.vmware.com/jp/products/vcloud-director/eoa.html
・VMwareを使うプロバイダは、vCloud Directorを使わずに、CloudStack・OpenStackあるいは独自のマルチテナント管理層導入により、マルチテナントIaaSを提供しているケースも多いと思います。
#3. vCloud Directorを使わないマルチテナントIaaSイメージ
vCloud Directorに変わるマルチテナント管理層を独自に作れば良いはずですので、こんな感じかなぁ〜と思います(ちょっと自信ないけど )。
ちなみに、VIBは「VMware Infrastructure Bundle」の略です。
#3. HOLでNSX体験
日本語HOLに以下があります。
「HOL-SDC-1603 VMware NSX Introduction」
http://labs.hol.vmware.com/HOL/catalogs/catalog/269
上記の図では敢えて説明を省いた NSX Controllerの話なども出て来てちょっと用語が難しいかもしれませんが、ガイドに従って操作を行うことで、NSXが提供する論理ネットワーク・Distributed Routerなどが簡単に体験できます(ちゃんと動かせます)。その後でわからなかった部分をググれば大丈夫!
ちなみに僕はHOLのガイドを無視していたずら勉強環境に使うことが多いのですが、NSXはさっぱりイメージが湧かなかったので、ちゃんとガイド通りにやりました
こんな感じの日本度説明ガイドを読んでいくだけでも勉強になります。
Enjoy!