必要なもの
- Raspberry Pi 3の準備 インストールから起動まで
- インターリンクLTE
- L-02C
インターリンクLTEの契約
私は1GB/月プラン、SMSオプション付で契約、iPadなどの流用も考えてnanoSIM版を購入しました。申込すると1週間程度で到着しますよというメールが届きます。1週間後ポストに投函されていました。
また、インターリンクのAPNは「lte-mobille.jp」になります。利用されるAPN情報もメールで通知されます。
L-02Cの調達
L-02Cとはドコモのデータ端末です。もう販売していません。私はヤフオクで入手しました。
入手したL-02CにインターリンクのSIMを挿したあと、そのL-03CをRaspberry Pi 3に挿入します。Raspberry Pi 上のデバイスファイル名を確認します。このとき、L-02C側がCD-ROMとしてマウントされている場合があります。その際はいろいろググって設定してみてください。
$ ls /dev
今回はttyUSB2で認識しています。
cuのインストール、設定
$ sudo apt-get install cu
$ cu -s 19200 -l /dev/ttyUSB2
Connected.
at
OK
at+cgdcont=1, "ip","lte-mobile.jp"
OK
~.
困ったらat[enter]を連打してください。
wvdialのインストール、設定
インターリンクLTEとL-03Cを入手したら、ダイヤルアップ接続するためにwvdialをインストールします。
$ sudo apt-get install wvdial
続行しますか?[Y/n] Yを押します。
wvdial.confを設定します。以下の設定はL-03Cの場合のため、他のLTEモデムとは異なる場合があります。
$ sudo vi /etc/wvdial.conf
[Dialer Defaults]
Modem Type = Analog Modem
Phone = *99***1#
Username = ********@d1.sim.moe
Password = ********
New PPPD = yes
Carrier Check = no
Auto Reconnect = yes
Stupid Mode = yes
ISDN = 0
Init1 = ATZ
Init2 = ATH
Init3 = ATQ0 V1 E1 S0=0 &C1 &D2 +FCLASS=0
Init4 = AT+CGDCONT=2,"IP","lte-mobile.jp"
Dial Command = ATD
Baud = 460800
Modem = /dev/ttyUSB2
接続確認します。接続する際、Wi-FiがONになっている場合は必ず切断してください。
$ sudo wvdial
インターリンクLTEの契約はSMS送受信オプションもつけてますが、私のほうではいまのところ成功しておりません。
グローバルIPが割り振られているかの確認
Windowsクライアントなど他の機器からpingを打てば繋がりますが、折角なので簡単なWebサーバを立てて確認します。node.jsでHTTPサーバをつくります。
今回はDownloadsディレクトリにつくります。viコマンドなどで以下のファイルを作成します。
$ vi web.js
var http = require('http');
http.createServer(function(req,res){
res.writeHead(200, {'Content-Type':'text/plain'});
res.end('Hello World\n');
}).listen('8080');
console.log('Server running at http://127.0.0.1:8080');
$node web.js
でHTTPサーバを起動します。適当な別の機器のWebブラウザで、http://(インターリンクLTEで割り当てられている固定IPアドレス):8080を叩くとHello Worldが表示されれば成功です。
この記事はここまでになります。