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HoloLensではじめるMRDesignLabs - MRDesignLabs_Unity_LunarModuleの遊び方

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MRDesignLabsの新作アプリは楽しいですよ!

MRDesignLabsから新しいサンプルアプリがリリースされました。LunaModuleというゲームです。内容はいたって簡単。月面に宇宙船を操作してうまく着陸させるというものです。昔2Dのゲームで燃料を消費しながら噴射を駆使して宇宙船を着陸させるゲームがあったかと思うのですが、あれのHoloLens版です。

動画のものは1時間くらい苦戦して無事着陸にこじつけられた記念すべき映像です。単純なのですがかなり時間を忘れて遊べてしまうのでHoloLensあれば簡単に動かせるのでお試しあれ。少し操作方法に癖があるのでせっかくなのでコツを紹介します。また、面白いだけではなく非常に気になる機能が色々導入されているので次回以降でいくつかピックアップして説明をしたいと思います。本日のメニューはこちら。

  1. 実行手順
  2. 操作方法
  3. 新しく導入された機能

1. 実行手順

実行までの手順は特に難しくありません。Gitからソースを取得してビルドすれ動かせます。今回の開発環境は以下の通りです。

  • Visual Studio 2015 update 3
  • Unity 5.6.1f1
  • Windows 10 Pro (Creators Update)

まず初めにGitからソースコードを取得します。
https://github.com/Microsoft/MRDesignLabs_Unity_LunarModule

任意の場所にクローンしてください。
次にUnityを起動してLunarModuleを開きます。
LunarModuleはMRDesignLabsライブラリを利用しているので、フォントの設定が必要になります。設定方法についてはこちらから。

Unityからのビルドは通常のHoloLensのビルドと同じです。
ビルド後はVisual Studioでソリューションを開き「Release」-「x86」でビルドしてHoloLensにデプロイしてください。なお、Debugではとても重く遊べないですよ!

2. 操作方法

起動するとレトロなメニューが表示されます。
image

スタートを選択するとチュートリアルから始まってゲームの開始になります。
操作はゲーム内で「Hands」「GamePad」が選択可能です。HoloLensですので迷わず「Hands」を選択してください。(本気で高得点狙うならGamePadがいいとおもいます)

image

HoloLensであればジェスチャーでの操作になりますが、うまく両手が認識できている状態でないとうまく操作できません。
コツとしてはゲームスタート時に両手の人差し指を立てた状態で少し待つと機体左の方にゲージが表示されます(エンジン出力ゲージ)。これが出ている状態からホールドを行い指を動かせば機体の操作ができます。機体の操作は以下の表のとおりです。

使う手 操作内容 操作方法
左手 エンジンの出力調整 ホールド:上 - エンジンの出力を上げる
ホールド:下 - エンジンの出力を下げる
右手 宇宙船の姿勢制御 ホールド:上 - ヨーイング(宇宙船の向きを右に回転)
ホールド:下 - ヨーイング(宇宙船の向きを左に回転)
ホールド:手前-ローリング(宇宙線を左に傾ける)
ホールド:奥 - ローリング(宇宙船を右に傾ける)
ホールド:左 - ピッチング(宇宙船の機首を下げる)
ホールド:右 - (宇宙船の機種を上げる)

ホールドの操作はおおよそ10㎝も動かす必要ないくらい小さい操作で動きます。
うまく操作してゴールに着陸させましょう!

3. 新しく導入された機能

Lunar ModuleにはMRDesignLabsとは別に新しい機能が追加されています。これらの機能自体はREADME.mdでも紹介されています。
主に以下の3点が追加されています。次回はこれらの機能について紹介したいと思います。
特にHnad Coachはデモやサンプルではかなり重宝しそうです。

  • Local Hnad Input - タップ地点を起点にホールド操作に応じて指の移動量や速度を取得する機能
  • Simple Menu Collection - 簡単なメニューを作成するためのコレクション
  • Hand Coach - ジェスチャーの操作方法を見える化。チュートリアルなどを作成するための機能
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