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Vim 初心者ガイド

Last updated at Posted at 2014-07-14

コマンドを使いこなして、素早く編集

前回はVimの基本的な使い方を書いたが、ここではVimを便利だと感じるような、よく使うコマンドを書いていく。

「それくらい大抵のエディタやIDEでもできるよ。」と思うかもしれないが、重要なのは「ササッと起動して、パッと編集できる」こと。
(使い込めば、よくできたIDE並みの性能も発揮できるらしい。)
場面に応じて使っていこう。

これさえ覚えれば便利に使えるレベルのものをまとめる。

以下は、全てノーマルモードでの操作

カーソル移動

動作 コマンド
指定行へ (行数)G
ファイルの先頭へ gg
ファイルの末尾へ G
行頭へ ^
行末へ $
"hogehoge"がある場所へ(文字列検索) /hogehoge

次のコマンドは概念が共通しているので、まとめて覚えよう。
数字 + コマンドで、数字分だけ飛ぶことも可能。
e.g. 5w -> 5つ先の単語へ

○○へ コマンド 覚え方
次の単語(先頭) w word
次の単語(末尾) e end
前の単語 b back
次の文字 l letter
k
l
j
h

最近のPCはだいたい十字キーがついてるので、上下左右は手を動かすのがよほど面倒で無ければ覚える必要なし。
最初に覚えるコツは、人差し指と中指に上下差を作って配置してみること。

コピー&ペースト

コピペと言っても、クリップボードを使うのではなく、バッファを利用したもの。
「ヤンク」と呼ばれている。

① 操作

動作 コマンド
ヤンク y
削除 & ヤンク d
カーソル位置より右にペースト p
カーソル位置より左にペースト P

感覚的には、Pの方が普段使っている貼り付けの動作に近いだろう。

② 単位

単位 コマンド
y
単語 w
文字 l
行末まで $
行頭まで ^

大まかな操作の流れは

  1. ①から操作を選ぶ
  2. 数字で範囲を選ぶ(1の場合は省略可能)
  3. ②から選択したい単位を選ぶ

e.g.
カーソル位置の行の内容を、1行上にずらす
dd → k → P

カーソル位置から5単語文の内容を、ファイルの末尾にコピペする
y5w → G → p

とりあえず、サクサク作業するのに必要なコマンドはこれだけ。
次回は、快適にVimを使うための設定について書く予定。

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