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Android ユニットテストとUIテストの自動化プラクティス

Last updated at Posted at 2016-02-11

環境

  • Mac OSX
  • IntelliJ IDEA 15
  • JUnit 4.x
  • Hamcrest
  • Mockito 1.10.19
  • Espresso 2.2.1

概要

JUnitは、Javaのテスティングフレームワークです。
テストの実行、期待値と実測値の検証、テストケースのフォーマット(アノテーションなど)の機能を持ちますが、実際のテストでは、拡張APIを利用することの方が多いと思います。
JUnit4から、Android SDKに公式サポートされているので、特定のディレクトリにテストコードを配置すれば、意識せずに実行することができてしまいます。(拡張APIもGradleでインストールできるので、こちらも意識せずに利用できてしまいます)
そして、実際にテストコードを書く段階になって、どの機能を誰が提供してくれているのか、わからなくなります。

JUnitと拡張API

  • JUnit
  • テスティングフレームワーク
  • テストが全て成功すると、グリーンバーを表示してくれる。失敗するとレッドバー。(テスト進捗状況に一喜一憂させられる)
  • 比較検証を行う『assertThat()』メソッドは、JUnitの機能
  • hasItem(), hasItems()は、JUnitMatchersが提供しているが、is()は別ライブラリの機能
String actual = "Hello" + " " + "World";
assertThat(actual, is("Hello World"));

List<String> actual = sut.getList();
assertThat(actual, hasItem("World"))

List<String> actual = sut.getList();
assertThat(actual, hasItems("World"))
  • Hamcrest
  • Matcherライブラリ
  • もともと拡張ライブラリ、JUnit4.4から組み込まれる
  • 『is()』メソッドは、HamcrestのMatcherメソッド。その他に以下のメソッドがある
assertThat(actual, is("Hello World"));
assertThat(actual, is(nullValue()));
assertThat(actual, is(not(0)));
assertThat(actual, is(notNullValue()));
assertThat(actual, is(sameInstance(expected)));
assertThat(actual, is(instanceOf(Serializable.class)));
  • Mockito
  • モック用ライブラリ
  • 任意のクラスを指定して、『もし○○だったら、××を返す』と文章的にわかりやすい
  • リフレクションを利用して、動的にクラスの内容を書き換えているのだろうけど、使えば使うほど、どうやっているのか不思議なライブラリ
List<String> stub = mock(List.class);
when(stub.get(0).thenReturn("Hello"));
assartThat(stub.get(0), is("Hello"));
  • Espresso
  • Viewに何が表示されているかのテストが出来る
// TextViewに、my_viewというリソースIDが定義されていて、内容が"Hello!"の場合に成功
onView(allOf(withId(R.id.my_view), withText("Hello!")));

// Viewに対して、クリックなどの操作も出来る
onView(...).perform(typeText("Hello"), click());

// ListView, GridViewの場合には、onView()ではなくonData()を利用する
onData(allOf(is(instanceOf(String.class)), is("Americano"))).perform(click());

Tips

  • Espressoでの比較検証の注意点
  • 画面上に表示されている要素(R.id.xx)しか取得や比較ができない。
  • テストを行う際、画面サイズが異なると、テスト対象になっている要素があったりなかったりする。これがテストの観点(全ての端末で、ある文字列が表示されていること、など)になったりします。
  • 同様に、ListView, GridViewなどの後ろの要素の判別は、『perform(scrollTo())』などを利用して、スクロールさせてから判別する必要があります。
  • 例えば、ImageViewで任意の画像を表示している場合、ImageViewがあるか、ないかの判別や、Src, Backgroundにセットされているかの判別はできますが、その画像がどういう内容かは判別できません。

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