目的
以前、そこそこのスペックを持ったPCにクリーンインストールする形で、Windows 10(64bit版)での開発環境構築を行った。
今回は、子供のDVD閲覧用となっている古いWindows7機(64bit版)があまりに遅かったので、夜間にwindows10にアップデート。アップデート直後、やはり遅かった。。タスクマネージャーを頼りに、いくつかの対策を行い、なんとかなったところを備忘録に記す(おそらくは、普通のwindows PCで重い作業を行う際にも役立つものと考え)。
# 前提
- 機器名 : Lenovo G575 #量販店で安く買ったもの。
- CPU : AMD E-450
- 2011年当時のレビュー記事「遅くてストレスを感じるが、我慢すればなんとか使える」
- Memory : 6GB (GPU共有)
- インストール直後、ブラウザ閲覧程度で3GB弱のメモリ使用量。新OSにするにはRAM 4GBがミニマムか。
講じた対策
[1] windows10固有:"windows 10 遅い"でググり対策を探る。
Chromeが重い中、なんとか検索を行い、いくつかの記事をななめ読みし、順次対策を講じる。
1) windows10で遅い場合の対処法 (検索トップ記事)
[2つの原因]
1.windows update => P2Pでの他者PCのアップデート支援が重さの原因。
2.windows search によるindexの再定義 => インストール直後の(少なくとも)数時間は、インデックス作成で重い。
とりあえず、上対処法に従う。...が、まだ重い。
###2) テーマを変える
デスクトップで右クリックして、シンプルなテーマ(例、ハイコントラスト)。フォントその他の対策もまだまだあるのだろうが、旧来と同じく、テーマ選択でやはり軽くなる。
[2] タスクマネージャーを見ての対策
cf.タスクマネージャーのショートカットキー:「Ctrl」+「Shift」+「Esc」)
1) Antimalware Service Executableプロセス停止
ここから先は、個別環境ごとの話となるだろうが、このPC
では、Antimalware Service ExecutableプロセスがCPUパワーの1/3以上を占めていた。
先人の本プロセス対策に従い、本プロセスを停止し、再起動。動作がだいぶ軽くなる(windows7の時より若干ましなレベル)。
2) ブラウザをVivaldiに切り替え(脱chrome)
上のAntimalwareプロセスを一部停止した後、最も重いプロセスはChrome。低スペックPCでは厳しいらしい。代替策として、半年前くらいに報じられた後、開発が順調に進んでいるらしい軽量ブラウザVivaldiを導入をすることとする(cf.Vivaldiの日本人COO記事)。ホームページから、"Vivaldi 1.0.219.50 (Developer Build) (32 ビット)"をインストール。ホームページの記述にあるように、"おまいらのための新しいブラウザ"といった感じで、開発版はちょっと不安定だがやはりChromeより軽い。
- (付記) Altenateページから、Vivaldi64
ビット版をインストールすることが可能。こちらの方が軽く動く、らしい。64ビット版の上書きインストールは簡単。
#結果
windows7の時より快適
タスクマネージャーを見ると、Antimalware Service ExecutableプロセスやSystemプロセスなどが動いたりしている時のCPUは、概ね70~90%程度近くの使用率。IntelliJを入れたところ、エディタは普通に動く(Kotlinのコンパイルは遅い、、必要に迫られたなら要対策)。
Vivaldiでのブラウジングは実用的
何かの際に使おうとしても、ブラウザすらまともに動かない状態は脱せられたので、代替機としては、ひとまず満足。テーマを軽くした後の、ブラウザ起動時のメモリ使用量は2GB以下。DVD再生しながら、qiitaに投稿する時のCPU使用率は、40~70%程度。