JenkinsでCocos2d-xのiOSアプリをビルドしてみる #Jenkins

概要

Jenkinsを使って、iOSアプリのビルドからHockeyAppへのアップロードを自動化する。
ジョブはスレーブのMacに実行させる。
Gitのリポジトリを監視し、変更があればビルドして、HockeyAppへアップロードする。
今回は Cocos2d-x の iOS アプリをビルドする。

環境

master
- CentOS 6.6 (Final)
- Jenkins 1.580.1
slave
- OS X Yosemite 10.10.1
- iOSアプリをビルドできる環境

前提

JenkinsにMacのスレーブを追加してみる

準備

Git Pluginをインストール

masterのJenkinsにアクセスして、以下を実施する。

[Jenkinsの管理] > [プラグインの管理] を選択する
[利用可能] タブを選択し、[フィルター] に [Git Plugin] と入力する
一覧の [Git Plugin] をチェックする
画面下部の [ダウンロードして再起動後にインストール] を選択する

しばらくして再アクセスすると、プラグインが利用可能になっている。

認証情報を追加する

Git-hubなどにアクセスする際に使用する認証情報を登録する。

[Jenkinsの管理] > [認証情報の管理] を選択する
[認証情報の追加] > [SSHユーザ名と秘密鍵] を選択する
[ユーザ名][説明]を入力し、[秘密鍵]を要件に合わせて選択して入力する
画面下部の [保存] を選択する

iOSのプロビジョニングプロフィールのUUIDを確認する

$ cd ~/Library/MobileDevice/Provisioning Profiles
$ ls -l

一覧のファイル名からあたりをつける。

ジョブを作成する

ジョブを追加

[新規ジョブ作成] を選択する
- ジョブ名に空白は含まないようにする
[フリースタイル・プロジェクトのビルド] を選択

古いビルドの破棄

実行するノードを制限

ソースコード管理

Git-hubやbitbucketのリポジトリのURLを設定する
Credentialsは追加した認証情報を選択する

ビルド・トリガ

15分に一回確認する

ビルド手順を追加する

[ビルド手順の追加] > [シェルの実行] を選択して、以下コマンドを実行する。

環境のクリア

# git clean
git clean -f -d
git checkout -- .

# clean
rm -rf bin/

# xcode clean
xcodebuild \
    -project "${WORKSPACE}/proj.ios_mac/置き換える.xcodeproj" \
    -configuration Release \
    -target "置き換える" \
    -sdk iphoneos8.1 \
    CONFIGURATION_BUILD_DIR="${WORKSPACE}/bin/release/ios" \
    clean

ビルド

xcodebuild \
    -project "${WORKSPACE}/proj.ios_mac/置き換える.xcodeproj" \
    -configuration Release \
    -target "置き換える" \
    -sdk iphoneos8.1 \
    CONFIGURATION_BUILD_DIR="${WORKSPACE}/bin/release/ios" \
    PROVISIONING_PROFILE="置き換える" \
    CODE_SIGN_IDENTITY="iPhone Distribution: 置き換える"

リネームと圧縮

pushd bin/release/ios
mv "置き換える iOS.app" "置き換える.app"
mv "置き換える iOS.app.dSYM" "置き換える.app.dSYM"
zip -9r "置き換える.app.dSYM.zip" "置き換える.app.dSYM"
popd

ipaファイルを作成

xcrun \
    -sdk iphoneos8.1 \
    PackageApplication \
    -v "${WORKSPACE}/bin/release/ios/置き換える.app" \
    -o "${WORKSPACE}/bin/release/ios/置き換える.ipa"

HockeyAppにアップロード

curl \
    -F "status=2" \
    -F "notify=0" \
    -F "notes=Some new features and fixed bugs." \
    -F "notes_type=0" \
    -F "ipa=@bin/release/ios/置き換える.ipa" \
    -F "dsym=@bin/release/ios/置き換える.app.dSYM.zip" \
    -H "X-HockeyAppToken: 置き換える" \
    https://rink.hockeyapp.net/api/2/apps/置き換える/app_versions/upload

API
- http://support.hockeyapp.net/kb/api/api-versions
X-HockeyAppToken
- HockeyApp > Manage Account > API Tokens で作成する
URL内の識別ID
- 登録されたアプリのページに表示してある

JenkinsでCocos2d-xのiOSアプリをビルドしてみる

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