#Jenkinsプラグインを開発する
Jenkinsプラグインの開発〜ビルド〜インストールまでの手順をまとめました。
主に参考にしたのはここです。→https://wiki.jenkins-ci.org/display/JA/Plugin+tutorial
##1. 前準備
####mavenをインストールする
私はバージョン3.1.1を使いました。
古いバージョンだと開発での手順が増えるので、バージョンは最新を使った方が良いです。
####Mavenのsetting.xml(apache-maven-3.1.1/conf/setting.xml)に下記を追記する
<pluginGroups>
<pluginGroup>org.jenkins-ci.tools</pluginGroup>
</pluginGroups>
<profiles>
<profile>
<id>jenkins</id>
<activation>
<activeByDefault>true</activeByDefault>
</activation>
<repositories>
<repository>
<id>repo.jenkins-ci.org</id>
<url>http://repo.jenkins-ci.org/public/</url>
</repository>
</repositories>
<pluginRepositories>
<pluginRepository>
<id>repo.jenkins-ci.org</id>
<url>http://repo.jenkins-ci.org/public/</url>
</pluginRepository>
</pluginRepositories>
</profile>
</profiles>
##2. 新規プラグインのプロジェクトを作成する
以下のコマンドを実行します。
$ mvn -cpu hpi:create
作成中に以下の2つが聞かれます。
Enter the groupId of your plugin [org.jenkins-ci.plugins]:
Enter the artifactId of your plugin (normally without '-plugin' suffix):
ここで入力した値がpox.xmlに書き込まれます。
groupIdは空欄で構いません。(公開時には削除します。)
artifactIdがプロジェクト名とpluginIdになります。
小文字のハイフン区切りにするのが慣例です。
例:sample-develop
##3. プラグイン開発を行う
「2. 新規プラグインのプロジェクトを作成する」で、サンプルプロジェクトが作成されます。
このプロジェクトを編集してプラグインを開発します。
開発において参考にできる資料はほとんどないです。
私は以下を参考に開発を行いました。
拡張ポイント
javadoc
他の人が開発したプラグインのソースコード
##4. プラグインのデバッグを行う
プロジェクト直下で以下のコマンドを実行して、デバッグが行えます。
$ mvn hpi:run
デフォルトでは8080ポートで、開発したプラグインがインストールされた状態でjenkinsが起動されます。
##5. プラグインをビルドして、Jenkinsにインストールする
プロジェクト直下で以下のコマンドを実行して、ビルドします。
$ mvn package
ビルドに成功すると、/target/にhpiファイルが生成されます。
ビルドしたhpiファイルをjenkinsで利用するには、
「Jenkinsの管理」→「プラグインの管理」→「高度な設定」→「プラグインのアップロード」
から、hpiファイルをjenkinsにアップロードします。
##開発したプラグインをJenkinsのアップデートセンターに公開する
開発したプラグインは簡単に公開できます。
こちらを参考にして下さい。→Jenkinsプラグインを公開する