#はじめに#
Xcode8をインストールした状態で、CocoaPodsにSwift2.3の自作ライブラリを登録しようとしたところ、バリデーションチェックにエラーが出て進めませんでした。次のようにして解決しましたので、メモします。
#CocoaPodsのバージョンを上げる#
ターミナルからpod --version
を実行して、バージョンを確認します。
執筆時点では、1.1.0.rc.2に上げることがベストです。
sudo gem install -v 1.1.0.rc.2 cocoapods
を実行します。
#.swift-versionファイルを作成#
プロジェクトやターゲットのビルドセッティングでUser Legacy Swift Language VersionをYESにしていても、Swift 2.3でビルドしてくれません。
そこで、CocoaPodsがビルドするときにSwiftのバージョンを参照する.swift-versionファイルを作成してから、バリデーションチェックを行います。
まず、ターミナルで.podspecファイルのディレクトリに移動します。
つぎに、echo "2.3" > .swift-version
を実行して.swift-versionファイルを作成します。なお、Finderでは.swift-versionファイルは見えません。
最後に、pod spec lint
を実行します。
*ライブラリ名.podspec passed validation.*という結果が表示されれば、正常終了です。
#関連記事#
CocoaPodsにSwift3対応の自作ライブラリを登録する方法については、ここに説明されている通りで進めます。