Git 環境を整備
MacOS X Yosemite で Heroku にアプリを公開するまでの環境構築を何回かに分けて書きます。
vol.01 VirtualBox インストール編
vol.02 Vagrant インストール編
vol.03 Vagrant box作成編
vol.04 VagrantのCentOS 6.5 仮想マシン(box)起動まで
vol.05 Rails 開発環境準備
も合わせてお読み下さい。(というか、先にこれらの操作が必要です)
さて、Herokuにアップするには Git の環境を整えておく必要あります。
Railsでアプリを作る前にも、Gitのようなバージョン管理の仕組みを導入しておいた方が良いでしょう。
デフォルトの Git をアンインストール
git --version
で、現在のバージョンを確認します。おそらく、1.7.1辺りが入っていると思いますが、これはけっこう古いので Heroku では対応してません。
アンインストールしましょう。
sudo yum remove -y git
Gitを最新にするにはファイルを取ってきて make install しないとダメなようです。
色々とサーバの環境設定が先に必要です。
まずはファイルを持ってくるコマンド(wget)を入れます(そこからかい...)。
sudo yum -y install wget
次のURLで Git の最新版を確認しましょう。
2015/03/01現在では、2.3.1が最新のようです。srcを置くディレクトリに移動し、[git-2.3.1.tar.gz]のURLをコピーして以下のような手順で進みます。
ディレクトリ移動、ファイル取得、解凍、元ファイル削除、できたディレクトリに移動、の順です。
※ 以下の情報は古かったです
cd /usr/local/src
sudo wget https://git-core.googlecode.com/files/git-1.9.0.tar.gz
sudo tar zvxf git-1.9.0.tar.gz
sudo rm git-1.9.0.tar.gz
cd git-1.9.0
※ こちらの方が最新です(2016.02.25 現在)
cd /usr/local/src
sudo wget https://www.kernel.org/pub/software/scm/git/git-2.7.2.tar.gz
sudo tar zvxf git-2.7.2.tar.gz
sudo rm git-2.7.2.tar.gz
cd git-2.7.2
この後、configureを実行しても以下のようなエラーで止まることがあります。
Can't locate ExtUtils/MakeMaker.pm in @INC (@INC contains: /usr/local/lib64/perl5 /usr/local/share/perl5 /usr/lib64/perl5/vendor_perl /usr/share/perl5/vendor_perl /usr/lib64/perl5 /usr/share/perl5 .) at Makefile.PL line 3.
BEGIN failed--compilation aborted at Makefile.PL line 3.
make[1]: *** [perl.mak] Error 2
make: *** [perl/perl.mak] Error 2
なので、インストールするには先にコンパイルに必要なperl関連のものを入れてから configure、make、install の順です。よくわからない人はこのまま実行してください。
sudo yum -y install curl-devel
sudo yum -y install perl-ExtUtils-MakeMaker
sudo yum -y install zlib-devel
sudo yum -y install gcc
sudo yum -y install openssl-devel
sudo yum -y install gettext-devel
sudo ./configure --prefix=/usr/local/
sudo make prefix=/usr/local all
sudo make prefix=/usr/local install
※ 2016.02.08
zlibがないというエラーが出る事があるので、zlibのインストールも追加
- 2016.02.25
環境によっては CC でコンパイルエラーや、openssl周辺でエラーが出るのでこれも追加
これでインストール完了なので、バージョンを確認してみます。
git --version
gitのバージョンが表示されなかったら、アレコレ確認するより前にいったん Vagrant を exit して再度ログインして確認してみてください。
exit
(Vagrantを抜けて、Macのターミナル上で再度)
vagrant ssh
git --version
git version 2.3.1のように表示されれば完了です。
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