5
4

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 5 years have passed since last update.

ハッカソンを主催して得たもの

Posted at

Hackathon Advent Calendar 2015 17日目の記事です。

2015年はハッカソンの主催や協賛に力を入れたので、ハッカソンを通じて感じたことをサイボウズの中の人として書きたいと思います。

kintone Café 大阪 Vol.5でも同様の発表したのでこちらもご覧下さい。

ハッカソンを主催・協賛する目的

目的は企業によって様々だと思います。
社内では見つからないようなアイデアを発掘する場であったり、製品PRであったり・・・。
サイボウズの場合は、ハッカソンを通じてkintoneの認知を広げる事を目的としました。
kintoneを使ってくれるエンジニアを増やしたいわけです。

ここまで書いておいて今更ですが、kintoneを知らない方はこちらをご覧ください。

2015年に主催・協賛したハッカソン

2015年に関与したイベントをカウントしたところ、11エリア・21イベント(アイデアソンやハッカソン向け勉強会含む)でした。
2014年は恐らく2回ぐらいだったので大躍進です。マジ疲れました。

イベント 主催(敬称略) 日程
Smart Communication Award KDDIウェブコミュニケーションズ 4月
ABCハッカソン 朝日放送 5月
Teamwork Hack Vol.1 サイボウズ・アプレッソ 6月
旅するハッカソン 広島県・パソナテック 8月
MBSハッカソン 毎日放送 10月
Teamwork Hack Vol.2 サイボウズ・アプレッソ 11月
Mashup Awards 11 リクルート 8~11月

声をかけて頂いて協賛したイベントがほとんどですが、チームワークをテーマにした「Teamwork Hack」はアプレッソさんとサイボウズが主催で開催しました。
アプレッソの友松さんからお話しを頂き、何度も打ち合わせを繰り返して開催に至ったのですが、とても良い経験になりました。
昨日のAdvent Calenderで友松さんが超良いこと書かれていますので、是非ご覧ください!

作品の一例

自分達の予想を超えたアイデアで面白い作品がたくさん誕生したので、一部ですがご紹介します。

FLEURIR(ABCハッカソン)
FLEURIR.png

イベント会場を光の花で彩るデバイスで、付けている人の趣味・趣向で色が変わったり、チェックポイントへチェックインできたりとイベントを盛り上げます。
こちらのチームには、ABCハッカソンでサイボウズ賞を提供させて頂きました。

前年のMashupAwardsアイデアソン@大阪で知り合ったバスキュールの松本さんにkintoneを紹介したところ、バックエンドのDBとしてうまく使って頂きました。
これをきっかけに松本さんから数々の作品が生まれる事に・・・。

ワイが監督や!(MBSハッカソン)
image

阪神のテレビ中継を盛り上げるアプリです。
試合のターニングポイントで次にどういう采配をするべきかの投票画面が表れ、参加者が投票できる仕組みです。
集計結果は実況席で閲覧できたり、後日監督に意見を聞くとか。
これも松本さんが参加したチームでした、すごい!

YuSulio(Teamwork Hack Vol.1)
image

個人的ヒット作なのですが、センサーで貧乏ゆすりを検知して、会社内の貧乏ゆすりランキングを作ってしまうというもの。
こちらも松本さん(ry

(アイデアの内容的に)ここには書けませんが、MashupAwardsアイデアソンでkintoneを使ってベストアイデア賞を受賞するなど、松本さんには今年一年とても盛り上げて頂きました。来年もお願いしますm(_ _)m

なんだか松本さんの事しか取り上げていない気がしますが、他にもたくさんの作品を作って頂いております。

MashupAwardsエントリー作品
Teamwork Hack Vol.1
Teamwork Hack Vol.2

やってみて分かったこと

  1. kintoneに足りない機能が分かる

    ある程度は予想していましたが、やっぱこのAPI必要だよねーというのが再確認できました。
    例えば、コミュニケーション機能のAPIが必要とか、WebHook対応していると便利とかです。
  2. 参加者との繋がり

    ハッカソンが終わった後も、別のハッカソンでkintoneを使って頂いたり、いろいろ相談を頂いたり(こちらから相談する事も)、ハッカソンを通して輪が広がってる事が明確に感じました。
  3. 協賛企業との繋がり

    ハッカソンに参加すると他に協賛している企業さんがいらっしゃったり、自社で主催した時に協賛頂いたりと、いろいろな企業さんと絡む機会が増えます。

    ありがたい事にkintoneに興味を持って頂いて、自社サービスと連携した内容をブログ化して頂いたり、一緒にイベントやろう!と声をかけて頂いたりホントありがたいかぎりです。

    kintoneからニフティクラウドmobile backendのAPIを叩いてプッシュ通知を送る by ニフティ・川原さん

    SendGrid kintone プラグインを公開しました by 構造計画研究所・佐藤さん
  4. 参加者からの声

    自社主催の場合は毎回アンケートをとって参加者の感想を頂いています。11月のTeamwork Hack Vol.2から抜粋するとこんな声を頂きました。
  • 一つの物を作る楽しさに感動しました。
  • 自分の力不足を痛感できてよかった。
  • 今後自分のやりたいことを見つけ出すこともできた。

最後の1つなんか驚いちゃいますね。当初の目的を超え、参加者の皆さんの心を動かせている感じがして自分でも驚いています。

当初は製品認知を目的に始めたハッカソンですが、1年が終わってみると、たくさんの人との出会いであったり、参加者からの声を頂ける事による自分達のモチベーションアップであったり、想定していなかった効果を感じています。

来年も引き続きハッカソンを開催していきたいと思いますので、是非一緒にハッカソンを盛り上げていきましょう!

5
4
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
5
4

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?