RancherでLDAPとRocket.Chatを構築する (2)Dockerインストール

はじめに

前回の続きです。

ゲストOSにDockerをインストールします。
インターネット接続にProxy認証が必要かどうかで、手順が変わります。

Proxy認証不要な場合

ゲストOSを更新します。

$ sudo su
# apt-get update && apt-get upgrade -y

続いて、dockerとdocker-composeをインストールします。

# apt-get install -y docker.io docker-compose

以上でdockerのインストールは完了です。

続き→(3)Rancherを構築する

Proxy認証が必要な場合

Proxy認証情報を環境変数に設定します。

$ sudo su
# export http_proxy="http://[ユーザ名]:[パスワード]@[ProxyIPアドレス]:[ProxyPort]/"
# export ftp_proxy="http://[ユーザ名]:[パスワード]@[ProxyIPアドレス]:[ProxyPort]/"

※:[password]に記号が含まれている場合、URLエンコードが必要な場合があります。
　　記号は、「%」＋アスキーコードに変換が必要です。
　　　例：my&password → my%26password

続いて、ゲストOS更新、docker.ioとdocker-composeをインストールします。

# apt-get update && apt-get upgrade -y
# apt-get install -y docker.io docker-compose

※以下はUbuntu 16.04の場合の手順です。旧バージョンでは、手順が異なることがあります

設定ファイルを作成します。

# mkdir -p /etc/systemd/system/docker.service.d
# touch /etc/systemd/system/docker.service.d/http-proxy.conf

http-proxy.confを編集します。

http-proxy.conf

[Service]
Environment="HTTP_PROXY=http://[ユーザ名]:[パスワード]@[ProxyIPアドレス]:[ProxyPort]/"

http:// 以下は、URLエンコードを行います。

最後に、dockerサービスを再起動します。

# systemctl daemon-reload
# systemctl restart docker

以上でdockerのインストールは完了です。

続き→(3)Rancherを構築する

目次: RancherでLDAPとRocket.Chatを構築する

(1)仮想マシン構築
(2)Dockerインストール
(3)Rancherを構築する
(4)OpenLDAPサーバを構築する
(5)Rocket.Chatを構築する