はじめに
前回のelixirインストールに続いてPhoenixをインストールします。
Phoenixインストール
エーフィーのアトリエ-アランビックの錬金術師や、本家Phoenixなどを参考に、Ubuntu16.04にPhoenixをインストールしてみます。
erlang、elixirはインストール済みとします。
brunch.io
Phoenixでは、静的なアセットの取り回しにbrunch.ioをデフォルトで使用します。
--no-brunch
オプションを使用することで、brunch.ioを使用しないようにすることもできるようですが、今回は素直に使用することにします。
brunch.ioにはNode.jsが必要です。
一点注意が必要なのは、Phoenixのドキュメント見ると5.0.0以上のバージョンが必要とされています。
apt-get install nodejs-legacy
など入力してしまうと、LTS版の4系がインストールされてしまいます。
したがって、手動でインストールします。
5系をPPAかインストールする方法もありますが、今回のUbuntu16.04(これを書いている時点ではまだβ版)には対応していません。
本家サイトからバイナリでインストールすることにします。
Node.jsのStable版のダウンロードサイトから、Linux版のバイナリをダウンロードしてきて、/usr/local/
下に展開することにします。
# wget https://nodejs.org/dist/v5.10.1/node-v5.10.1-linux-x64.tar.xz
# tar xvJf node-v5.10.1-linux-x64.tar.xz
# cd node-v5.10.1-linux-x64
# sudo chown root:root bin etc include lib share
# sudo cp -r bin etc include lib share /usr/local/
Proxyのある環境で使用する場合は、npmのproxyをセットしておきます。
# sudo npm -g config set proxy http://.....
# sudo npm -g config set https-proxy http://.....
Postgresql
Phoenixでは、標準のRDBはpostgresql
です。postgresqlです。
別のRDBも使用できるらしいのですが、今回はそこは主題では無いので、postgresqlをそのまま使用することにします。
Ubuntu16.04では、この時点では9.5.2が入るようなのでそのままリポジトリから入れちゃいます。
# sudo apt-get install postgresql
# sudo su - postgres
$ psql --version
psql (PostgreSQL) 9.5.2
なお、PostgreSQLの第一人者である石井さんに、昔、「エヴァンゲリオンはいいぞ」とTV初回放送時に言われたことがあったのですが、その時は完全にスルーしてしまいました。以上、どうでもいい話でした。
inotify-tools
まだよく分かっていませんが、inotify-toolsが必要ということなので、リポジトリから入れてみます。
# sudo apt-get install inotify-tools
Phoenix
いよいよ、Phoenixご本尊のインストールです。
# mix archive.install https://github.com/phoenixframework/archives/raw/master/phoenix_new.ez
Hex
そういえばHexをインストールしていませんでした。
インストールしておきます。
# mix local.hex
次回は、Phoenixの最初のプロジェクト作りです。