php-mcrypt は CentOS 標準の yum リポジトリでは提供されていないパッケージのため、EPEL リポジトリを用いてインストールする必要がある。
( yum -y php-mcrypt install
ではパッケージが見つからないとなる。)
以下、 EPEL リポジトリのインストールから php-mcrypt のインストールまでを記載する。
環境
- CentOS Linux release 7.1.1503
- 64bit
EPEL インストール
RPM ダウンロード
http://ftp-srv2.kddilabs.jp/Linux/distributions/fedora/epel/7/x86_64/e/
にCentOS の EPEL があるので、 RPM をダウンロードする。ダウンロードディレクトリはお好みで。
※ 今回は執筆時点の最新版 epel-release-7-5.noarch.rpm
をダウンロードする。 OS の Bit により rpm ファイルは異なるので注意。
$ wget http://dl.fedoraproject.org/pub/epel/7/x86_64/e/epel-release-7-5.noarch.rpm
RPM インストール
下記コマンドで RPM パッケージをインストールする。
$ sudo rpm -ivh epel-release-7-5.noarch.rpm
※ rpm のオプションについて
- -i RPMパッケージをインストール
- -h インストールの進行状況を「#」で表示
- -v 詳細情報を表示
EPELリポジトリの初期設定
yum コマンドを実行する度に EPEL も使用することになってしまうので、EPEL を無効にして必要時だけ使用するように、下記コマンドで enabled=0 に書き換える。
EPEL をデフォルト無効にするかなどはお好みなので、muniereさんの CentOSにEPELリポジトリを追加する が参考になるかと。
$ sudo sed -i 's/enabled=1/enabled=0/g' /etc/yum.repos.d/epel.repo
一応 epel-release のアップデートを行っておく。
$ sudo yum --enablerepo=epel -y update epel-release
EPEL リポジトリから php-mcrypt をインストール
やっと本題へ…。
下記のように yum コマンドのリポジトリに EPEL を指定して一発でインストールできるようになっている。
$ sudo yum install --enablerepo=epel php-mcrypt
備考
EPEL をデフォルト無効に設定しているので、 EPEL リポジトリを使用するときは下記コマンドで使用できる。
yum --enablerepo=epel <command> <package-name>