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開発合宿行ってますか?

そこのアナタ、開発合宿行ってますか?
ん、行ったことない?
「お金がかかりそう」「一緒に行く人がいない」「何していいかわからない」
ふむふむ。まあ、初めは躊躇しますよね。しかし勿体ない。
開発合宿はプログラマだけに許された特権的娯楽なのですから。
よし、今日はそんなアナタに開発合宿がいかに素晴らしいか伝えてみましょう。

開発合宿が楽しい理由、聞いてみました。

さて、ここはとある開発合宿の一角です。
ちょっとみなさんに色々聞いて回りましょう。

何作ってますか?

「新サービスのプロトタイプをつくってます」
ほうほう、その場でみんなに反応ももらえるし良いですよね。
サービスの内容書いちゃっていいですか?…む、ダメですか。残念。

「JINS MEME触ってみたかったので、何か作ろうかなと」
瞬きとか検出できるメガネですね。もう発売されてたんですねえ。
ちょっとワタクシにも掛けさせてください。最新デバイスは人が群がりますね。
そういえばワタクシがOculus Rift初体験させてもらったのも開発合宿でした。

「どうぶつしょうぎが好きなので盤面の画像認識をしようかと」
ははあ、さてはそこからAIにつなげる気ですね。
それはそうと、次の休憩に入ったら一局指しませんか。
こういった交流も開発合宿の醍醐味ですね。

「Electron触ってみたかったので、それで何かつくります」
あたらしい技術に触れる良い機会でもありますね。
何ができあがるのか、発表会を楽しみにしています。

「仕事!!してます!!!!納期が!!!!111!!」
あ、でも開発合宿来ちゃうんですね。
だいたい10人集まると2人くらいこういう人いますよね。

「Qiitaを書いています」
開発以外をやってる方もいるんですねえ。
なになに、『開発合宿のススメ』…。これはまたメタなネタですね。

ここではみなさんバラバラに思い思いの開発をしているようですね。
テーマを絞ったり、みんなで一つのものを作るのも面白いですが、
ハッカソンと違い、ゆるくまったりと開発をしている会もあるようです。

もう一つ聞いてみましょう。

来てよかったことは何ですか?

「集中して取り組めるのがいいですね」
お、これは多くの人が言ってますね。
やっぱり普段と違う隔離された空間でPCに向かうと捗るようですね。
気分転換にもなり、いつもと違うアイディアも浮かんできそうです。

「知り合いが増えるきっかけになりました」
確かに初めましての方とも一泊共にすると仲が深まりますよね。
プログラミングという共通の話題があるのも気楽です。
夜は一緒にお酒なんか呑んだりしてね。え?お酒は昼から?あ、はい。

「ふだん触れない技術に触れられたので」
そういえばワタクシも開発合宿で初めて触れた技術たくさんあります。
気になるけどまだやれてない技術に取り組む良い機会ですね。
偶然参加メンバーに詳しい人がいたりして。

「景色もきれいでご飯もおいしいし最高です」
良い行き先は合宿の質をぐっと引き上げますね。
海が見える公園、地元の安くて美味しいごはん、都会にはない大自然。
今日も開発日和のいい天気です。

実際に開催してみましょう

少し参加したくなりました?…おお、なりましたか!
なってない場合は「開発合宿が楽しい理由、聞いてみました。」という見出しにジャンプしてください。

さあ、それではどう開催するかを伝えていきたいのですが、
開発合宿のノウハウって実は既に結構ネットにありますよね。
なので、ここでは実際の開催を通じて得たコツを伝授しちゃいましょう。

まず言っちゃう

開発合宿をやろうとすると色々準備が必要です。
場所、日程、持ち物、予算、メンバー集め、幹事決め…。
うーん、気が重くなってきましたか?

でも肝心なのは最初。
まず言っちゃいましょう。
「開発合宿やりたい!」
ここからすべてが始まります。

FacebookでもtwitterでもSlackでも構いません。
詳細は何も決まってなくていいのです。
とりあえず同志を集めましょう。

これが鉄板コースです

ググれば情報はいっぱい出てくるものの、
初めてだとよくわからなくて不安もありますよね。
ここではワタクシなりの鉄板コースをお伝えします。

  • Facebookグループを作成
  • アンケート機能でどこかの土日に日程調整
  • 初めての宿は山喜旅館一択
  • 当日の連絡はFacebook Messengerで
  • 現地集合と品川集合の2班に分かれる
  • 会議室に着いたら自己紹介と作るものを宣言して開発
  • 夜はコンビニでお酒を買ってきて飲みながら開発
  • 二日目もずっと開発
  • 二日目の16時くらいから発表会
  • 軽く打ち上げして解散

だいたいこんな感じです。
さて、なぜ山喜旅館が安心なのか。

  1. なんといっても安い
  2. WiFiや電源タップも当然完備
  3. トイレがきれい(1Fのジムの近くのとこ)
  4. 24時間温泉
  5. コンビニに歩いていける
  6. おまけ:海が近い

場所選定では価格とWiFiばかりに目が行きがちですが、
トイレのきれいさやコンビニの近さも重要ですね。
山喜が聖地と呼ばれるのはちゃんと理由があったわけです。

とはいえメンバーやシーンにあわせたコースのアレンジも楽しいもの。
最近では金谷のまるももオススメのひとつです。
行きはフェリー、帰りは特急さざなみで道中も楽しめますよ。

その他場所についてはこの辺が参考になります。
http://hrnabi.com/2015/06/15/8336/
http://www.find-job.net/startup/devcamp-2013
※当然どちらにも山喜はランクイン

よし、これでコースは万全。
一応注意点も列挙しておきますね。

ここだけは抑えておきたい注意点

電源

開発合宿プランを用意しているような会場は準備万端?と思いつつ、
やっぱり問題になりやすいのが電源。電源タップは数点持参しましょう。
口数はあるけど長さが足りないなんてこともあるので、できれば延長ケーブルも。
Mac勢はACアダプタから伸びるキモいコードを持っていくと安心です。

イヤホン・ヘッドホン

意外と忘れがちな音まわりのアイテム。
大人数で集まって開発するため、イヤホン・ヘッドホンがあると安心。
寝るとき用に耳栓もあっても良いかも。

開発の事前準備

長いようで短い開発合宿。事前準備もしておきたいところです。
特にやっておきたいのは開発環境の整備。
非力なAirで開発環境のコンパイルに時間が掛かるとか、
細い回線でXcodeのダウンロードが超長いとかはアンチパターン。
前夜にそれくらいはチェックしておきましょう。

さーて、これでもう大丈夫ですね。
さっきも言った通りあとはSNS・チャットで叫ぶだけです。

しかし折角ですから…プラスアルファもいくつかご紹介。

開発合宿を彩るアイテムたち

Bluetoothスピーカーで夜の開発にBGMを

夜は部屋でダラダラおしゃべりしながらひたすらコーディング。
ビールが空いて…次は梅酒のソーダ割り?ウィスキーも良いですね。
そんなときにJazzでも流しておくと雰囲気がガラッと変わります。

やっぱりツールの活用

効率化のためにはきちんとツールを活用しましょう。

  • 会計管理にGoogle Sheets
  • herokuなどPaaSの活用
  • Evernoteで発表資料作成(プレゼンモード便利です)
  • 245cloudで多人数ポモドーロ
  • ngrokで周りの人に触ってもらう

などなど。
他にも開発合宿で使ったツールとかあれば教えてください。

道中のお酒で旅気分

開発合宿 ⊆ 旅ですからね。旅気分も漫喫したいもの。
缶ビールでも良いですが…スパークリングの日本酒かワインがあると、
みんなで分け合って盛り上がります。
品川エキュートなど駅の酒屋は小さいプラコップをつけてくれる所が多いので、
少しだけ早く行ってそういう所で調達すれば安心。

帰りの電車では前夜で飲んだ梅酒やウィスキーが少し余ってることが多いですが、
セブンイレブンとかにあるアイスコーヒーカップと炭酸水を買っていくと丁度いいです。

開発合宿行きたくなりました?

うまく伝わったかな。
開発合宿って結局
プログラミング(楽しい) + 旅(楽しい) = 開発合宿(もっと楽しい)
なんです。

これまで行ったことない人や、会社のイベントだけだった人も、
これを機に自由な開発合宿の旅に、さあ出かけましょう。

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