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mBaaSでAndroid端末へのPush通知を実現するまでの簡単な比較・感想

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はじめに

Android端末に対してPush通知するまでを、Parse.comとniftyクラウドmobile backendの両方で試しました。

それぞれに一長一短があると感じたので、簡単にまとめておきます。

試した手順は以下の通りです:

  1. mBaaSサイトに登録
  2. Push通知を受け取るアプリ作成(Android)
  3. 管理画面で設定
  4. 管理画面からPush通知登録
  5. REST APIをC#から叩いてPush通知登録

Parse.comを利用した感想

1の登録は特に問題なく完了しました。

2のアプリ作成では、Android向けのプロジェクト一式がダウンロードできたため、特につまずくことなく実装できました。また、以下の記事も大変参考になりました。
爆速でAndroidにPush通知を実装する(Parse + Android Studio使用)

3では特に設定する項目はありませんでした。また、4も管理画面から簡単に利用できました。

5については、C#でRESTやJSONを扱うライブラリを利用することでさほど苦労なく実装できました。

「爆速で~」の記事通り、単なるPUSH通知を実装するのは非常に早かったですが、そこから少し凝ったこと(ダイアログを出すとかURLを送付して開くとか)をしようとすると、Androidアプリの実装が大変そうでした(Androidアプリ開発は今回ほぼ初めてだったため)。

そこで、「凝ったPush通知ができるよ」とあったniftyクラウドmobile backendを利用してみました。

niftyクラウドmobile backendを利用した感想

1の登録は特に問題なく完了しました。

2のアプリ作成では、空のプロジェクトから構築していきました。
SDKガイド(プッシュ通知)が充実していたので、その通りにやればできるのですが、変更箇所が意外に多かったです。Parse.comのようにプロジェクトファイル一式が用意されていると楽だったかと思います。

3ではGoogle Cloud Messaging (GCM)の番号が必要になり、登録作業を行いました。これもチュートリアル(mBaaSとGCMの連携に必要な設定)を見ればできる作業ですが、Parse.comでは不要な作業だったので、手間に感じました。

4は問題なく利用できました。Parse.comにはない、ダイアログ表示とかURL表示(richURLと呼ばれている)が簡単にできて楽でした。

5のREST APIを利用する際は、シグネチャを取得する必要があるとのことで、その取得方法を実装するのが面倒でした。これについては別記事を書きました。

両者の比較

両者ともにPush通知の部分しか試してないですが、お試しで雰囲気をつかむにはParse.comが非常に楽でした。少し凝ったこと(ダイアログ表示とかURL表示とか)を試す場合はniftyクラウドmobile backendの方がAndroidアプリ開発はほぼ不要なため楽ですが、その前後の各種登録作業やREST API署名のところが少し面倒でした。

ヘルプやチュートリアルは両者ともに充実してます。Parse.comは全体的にシンプルな考え方でいろいろ構成しているような印象を受けました。niftyクラウドmobile backendは日本語で書かれているのがポイントが高いです。

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