OpenFOAM のサンプルモデル を Rescale で動かしてみましょう。
今回は、本家のTutorialをベースにして記事を書いています。
はじめに
Rescaleとは SaaS タイプの Cloud HPC であり、いわゆるパブリッククラウドスパコンです。後ろで動いているシステムはAWS, Azure, 米国のスパコンなどであり、Webテクノロジーによってデータセンターが抽象化され同時にマルチクラウドを実現しています。
ユーザはマシンを意識せず、自然と最適なシステムが使われるように設計されています。例えば、Deep Learning の フレームワークである Chainer を選択すると、自然とGPUインスタンスが選択候補として出てきます。
AWSを始めとするパブリッククラウドは開発者のためのクラウドですが、Rescaleは製造業の設計者向けのクラウドを目指しています。アプリケーションもすでに120以上インストールされています。設計者はシミュレーションによる設計活動に集中できるよう配慮されています。
はやりの Deep learning のフレームワークもインストールされており、NVIDIA の CUDAのインストールでユーザがハマることはもうありません。
事前準備
まずは Rescale にアクセスして、アカウントを作成してください。
2000円分のクーポンが始めからついており、Rescale をテストできます。
ハンズオン概要
[Hands-on #1] ジョブの投入
基本的なジョブ投入方法を学ぶ
このハンズオンでは基本的なジョブ投入方法とジョブの共有・クローン方法を学びます。
http://qiita.com/daikumatan/private/48c5807a2ac909be848c
実験計画法で複数ジョブを投入する方法を学ぶ
このハンズオンでは、パラメータをスイープ方法し複数のジョブを投入する方法について学びます。またポスト処理として、各ジョブの計算結果からの値を抽出し可視化する方法について学びます。
http://qiita.com/daikumatan/private/8f6a3eabc15d4412f16f
[Hands-on #2] VDI環境の利用
このハンズオンではVDI環境の立ち上げ方とアプリケーションおよびデータのアタッチ方法
を学びます。
http://qiita.com/daikumatan/private/086b139d4f60467c7487
[Hands-on #3] プラットフォームの管理
現在コンテンツを作成中です。
- アプリケーションのフィルタリング
- インスタンスのフィルタリング
- バジェットの設定
- プロジェクトの設定