Pagekit
Pagekit は GitHub で WordPress と October と Grav の次にスター数を獲得している PHP 製の CMS である。ライブラリーとして Vue.js と Symfony コンポーネントなどを使用している。
特徴
長所
- 全体的にシンプルですっきりしている
- エクステンションやテーマを管理画面からインストールできる
- 無料のオシャレなテーマが15件程ある (2016年9月時点)
- インストールが簡単
- SQLite を選択すれば DB サーバーを用意しなくてよい
- ファイルを展開するだけですぐ使える
- transifex で翻訳している
- ブログに記事の公開予約機能がある
短所
- エクステンションの機能や数が少ない
- カスタムフィールドなどの機能がない
- コンテンツタイプ(カスタム投稿タイプ)自体を独自にエクステンションで作成する必要がある
- 記事の自動非公開機能などの高度な機能が全般的にない
総評
全体的にシンプルな分、機能もシンプルなので、大規模なサイトには対応できない印象。
管理画面が気に入って、フットワーク軽く使いたい場合にいいかもしれない。
システム要件
- Apache 2.2 以上 または nginx
- MySQL Server 5.1 以上 または SQLite 3
- PHP 5.5.9 以上
PHP 拡張モジュール
- JSON
- Session
- ctype
- Tokenizer
- SimpleXML
- DOM
- mbstring
- PCRE 8.0+
- ZIP
- PDO with MySQL or SQLite drivers.
推奨モジュール
- cURL
- iconv
- XML Parser
- APC か XCache
インストール
Apache + PHP
yum install epel-release
yum update
yum install yum-utils http://rpms.famillecollet.com/enterprise/remi-release-7.rpm
yum-config-manager --enable remi remi-php70
yum install httpd php php-gd php-mbstring php-pecl-zip php-xml
sed -i 's|;date.timezone =|date.timezone = Asia/Tokyo|' /etc/php.ini
sed -i '/memory_limit =/s/128M/512M/' /etc/php.ini
cat << _EOF_ > /etc/httpd/conf.d/pagekit.conf
ServerName localhost
<Directory "/var/www/html">
AllowOverride All
</Directory>
_EOF_
systemctl enable httpd
systemctl start httpd
Pagekit
curl -L http://pagekit.com/api/download/latest -o pagekit.zip
yum install unzip
unzip pagekit.zip -d /var/www/html
chown -R apache:apache /var/www/html
セットアップ
スタートページ
あまり意味のないオシャレなスプラッシュページ。
言語選択
自動選択される「日本」ではなく「日本語 - 日本」を選択しないと日本語化されない。
データベース接続
サイト設定
管理画面
ログイン
ダッシュボード
すごく Google っぽい。
エクステンション
管理画面からインストール可能。
テーマ
管理画面からインストール可能。
編集画面
デフォルト
標準では HTML または Markdown での入力。
TinyMCE エクステンション
TinyMCE エクステンションが無料でインストール可能。