日本にはどのような技術カンファレンスがあるのかを調べたことがあるのでメモを残しておこうと思います。「これも載せるべき!」というカンファレンスがある、もしくは説明に不備があるという場合は編集リクエストを送っていただけると幸いです。
全体の雰囲気を知ることができるようなカンファレンス参加レポを見つけたらそれも貼っています(★マークのやつです)。
2016年には開催されていないカンファレンスでも後に復活する可能性はあるので一応載せています。
iOS
try!Swift
世界中のSwiftデベロッパーが集まって知見を共有するカンファレンスで、海外からのスピーカーも多く存在していました。同時通訳も付いていたようで、英語が苦手でも安心です。平日3日間を使っての開催です。
★try! Swift 全日程聞き起こしまとめ | #tryswiftconf 3日間を終えての感想、家に帰ってからが try! Swift です!
iOS Developers Conference
2016年に初開催されたiOSエンジニアのためのカンファレンスで、私は当日スタッフとして参加しました。トークは公募で行われ、2トラックで1日半開催されました。チケットがなくなるのがものすごく早かったです。トーク応募の倍率が高く、あぶれてしまったものもかなりあったので、iOSDC Reject Conferenceを2daysで開催しました。
★iOSDC Japan 2016 感想エントリまとめ
★8/30 iOSDC Reject Conference days1を開催しました
★8/31 iOSDC Reject Conference days2を開催しました
Android
ABC
年に2回開催していることが多いようです。タイムテーブルを見ると4つのトラック、1つのハンズオントラックが存在しているようです。2016 Autumnのconnpassページを見ると過去のABCの動画やカンファレンスページのリンク集があるので興味がある人は覗いてみると良いです。
★Android Bazaar and Conference 2014 Spring 講演資料まとめ #abc2014s
DroidKaigi
2015年から開催されています。2日間4トラックで開催されています。毎年connpassで募集を行っているようなので気になる人はグループのメンバーになっておきましょう。トークは公募のものもあります。
フロントエンド
FRONTEND CONFERENCE
3月開催。関西最大級のフロントエンドのカンファレンスです。2016年のタイムテーブルを見たところ、2つのセッショントラックに加え、ハンズオンの場所も用意されているようです。2015年のページは見つからなかったので2016年が初開催なのかもしれません。
★FRONTEND CONFERENCE 2016 開催後記
GRAND FRONTEND OSAKA
8月開催。カンファレンス名の通り関西で行われているフロントエンドのカンファレンスです。2016年は2日間開催で1日目はハッカソン、2日目はセミナーという形で行われたようです。2015年は1日だけだった様子。
★Grand Frontend Osaka イベントレポート
HTML
HTML5 Conference
HTML5に関するノウハウ、最新情報の共有を目的として開催されているカンファレンスです。2016年のページを見ると、定員は1600名、トラック数は6と書かれており、なかなかでかいカンファレンスであることが伺えます。YouTubeに動画も上がっているようなので興味がある人は視聴してみるといいと思います。
★HTML5 conference 2016 スライド他まとめ
JavaScript
東京Node学園祭
11月開催。2016年は2日間開催で、1日ごとに場所を変えて行われるようです。スピーカー陣の肩書きを見る限り、結構すごい人も来ているようなのでNodeを触っている人はぜひとも参加すべきカンファレンスだと思います。
Java
JJUG CCC
年2回、春と秋に開催されているJavaのカンファレンスです。2016年春のタイムテーブルを見ると最大7トラックを使って行われているようであり、かなり大きなカンファレンスであることが伺えます。
★JJUG CCC 2016 Spring ( #jjug_ccc ) - セッション資料の一覧
Scala
ScalaMatsuri
毎年1月〜2月頃に開催されるScalaをテーマにしたカンファレンスです。2016年は2日間開催で、2日目はアンカンファレンス形式で行われました。
PHP
PHP カンファレンス
2000年から毎年開催されているという老舗のカンファレンスです。東京だけではなく様々な地域で開催されているようで、北海道、関西、福岡でも開催されています。Facebookで随時情報が流れているようなので興味がある方は「いいね!」をしておくと良いです。
Python
PyCon JP
一般社団法人PyCon JPが中心となって、2011年から開催。2016は9月に開催されました。日ごとにチュートリアル、カンファレンス、開発スプリントとテーマが分かれており、全部で5日間に渡って開催される大規模なカンファレンスです。Early Birdの制度があり早めに申し込むとちょっと安くなるので時期になったらこまめに情報をチェックするといいかもです。日本各地で行われるPython Boot Camp(初心者向けPythonチュートリアル)もスタートしています。Twitter、Facebookページ、Blogは頻繁に更新されているのでこちらも要チェックです。
★PyCon JP 2016 公開済みスライドまとめ #pyconjp #pyconjp2016
Ruby
RubyKaigi
2006年から続いているRubyのカンファレンスです。Rubyの生みの親であるまつもとさんを始め、海外からのスピーカーも多数いてかなり豪華です。2016年は3日間に渡って行われました。Super Early Birdは通常価格の1/3なのでお得に手に入れたい人はDoorkeeperのコミュニティに入っておきましょう。
Unity
Unity Solution Conference
ユニティ・テクノロジーズ・ジャパンが主催するUnityのカンファレンスです。2014年に初開催し2015年も開催していたようですが、2016年の情報は見当たりませんでした。例年9月にイベントページが公開されて12月に開催しているようなので、2016年はないのかも。。。
★Unityソリューションカンファレンス2014に行ってきた話
Go言語
Go Conference
通称「ごーこん」。1年に1回開催というわけではなく、季節は一定していないようです。年々倍率が高まっているようなので参加したい場合はリンク先のGoConグループに参加しておき、通知を受け取れるようにしておくと良さそうです。connpassページにかなり資料が上がっているので雰囲気を知りたい方はそちらをチェックすると良さそうです。
★Go Conference 2016 Spring 参加レポート
Perl
YAPC
通称「やぷしー」。YAPCはYet Another Perl Conferenceの略でNA(北米)、EU(欧州)、SA(南米)で開催されています。日本でも2006年からYAPC::Asia Tokyoとしてで開催されており、Perlのカンファレンスではあるものの、様々な分野のセッションを聞くことができました。このYAPC::Asia Tokyoは2015年をもっていったん終了しましたが、YAPC::Japanとしてリブートし、2016年についてはYAPC::Hokkaidoとして北海道で開催されます。長い歴史を持つYAPCは熱心なファンも多く、2016年には1ファンによるオマージュイベントYAP(achimon)C::Asia Hachioji 2016 mid in Shinagawaが開催されました。
YAPC::Asia Tokyoに深く関わった@lestrratさんは「特定の言語やコミュニティに限定されないカンファレンス」として、builderscon(後述)を主宰しています。
★更新終了】YAPC::Asia Tokyo 2015 感想エントリまとめ
★YAPC::Asia Hachioji 感想エントリ
AWS
AWS Summit Tokyo
2016年は1日目は企業向けのEnterprise Day、2,3日目は最新のクラウド導入事例などを中心としたGeneral Conference、様々な技術・ビジネスセッションが開催されるDevelopers Conferenceとなっていたようです。セッション資料、動画はこちらにまとまっています。
★AWS Summit Tokyo 2016 3日間参加してきた所感
Jenkins
Jenkins ユーザ・カンファレンス
日本Jenkinsユーザ会が主催し、2012年、2015年に開催されているカンファレンスです。Jenkinsの生みの親から、企業で実際に活用している人まで様々な人が登壇されているようです。
★Jenkins ユーザ・カンファレンス 2015 東京に行ってきた #jenkinsja #juc2015
WebRTC
WebRTC Conference Japan
2015年、2016年に2日間に渡って開催されているカンファレンスです。去年のPeatixのページを見るとUltra-Early-Birdは一般チケットの1/10ほどの価格でかなりオトクなので素早く情報をキャッチしたい場合はWebRTC Conference Japan 実行委員会というコミュニティをフォローしておくといいのかも?
★WebRTC Conference Japan 2016 に参加してきました (1日目)
★WebRTC Conference Japan 2016 に参加してきました (2日目)
Vim
VimConf
Vimのユーザ、プラグイン開発者、本体のコア部分の開発貢献者などVimに関わる全ての人向けのカンファレンスであり、2013年から続いているようです。カンファレンスページにスライド資料やYouTube動画が上がっているので気になるトークがあれば視聴するのもいいと思います。
企業主催
Rakuten Technology Conference
10年続いているカンファレンスだそうです。2012年からは全てのセッションを英語で行うようになったようなのできっと海外カンファレンスに参加している気分になれます。分野は多岐に渡っているようで様々なタイプのエンジニアが楽しめるものとなっています。
★Rakuten Technology Conference 2016参加メモ
Cookpad TechConf
クックパッドのエンジニアやデザイナーがどのようにサービス開発に取り組んでいるのか、どんな知見が得られたのかについて共有していただけるそうです。タイムテーブルを見る限り、内容は多岐に渡るようです。募集はconnpassページで行われ、抽選で当たれば参加できるようになっています。
★Cookpad TechConf に行ってきたよ #CookpadTechConf
ペパボテックカンファレンス
GMOペパボが主催している技術カンファレンスです。テーマを設けて行われていることもあるようで、第4回はECサービス開発、第5回はインフラ特集でした。募集ページは例年connpassのGMOペパボ株式会社というグループのイベントの一つとして掲載されているようです。
その他
DevLOVE現場甲子園
2015年の東日本大会では「自分の現場と、他の現場とのDiffを取る」という言葉を掲げ開催されています。東日本、西日本、東北などの地域で開催されています。いずれにしてもDoorkeeperで参加登録を受け付けているようなので、気になる方はDevLoveコミュニティのメンバーになっておくと良さそうです。テーマは毎年ちょっとずつ異なり、テーマごとにトラックが分かれているようです。
ServerlessConf Tokyo
サーバーレスアーキテクチャを用いたアプリにおける知見共有を目的として開催されているカンファレンスです。ニューヨーク・ブルックリンに続き、世界で2番目に開催されたServerlessConfとのことです。1日目はmeetup、2日目はワークショップ、3日目はカンファレンスという日程で行われたようです。
★ServerlessConf Tokyo 2016が最高だった
builderscon
12月開催。「知らなかった、を聞く」をテーマにしたカンファレンスで、Web言語系のカンファレンスから派生したようですが、現在はその枠にとらわれないテーマも取り込んでセッションが行われているようです。2016年は記念すべき第一回目の開催となります。
Developers Summit
様々な開発ジャンルの課題に答えうるセッションや展示が行われており、エンジニア、マネージャー、マーケターなど幅広い職種の方が楽しめるカンファレンスです。いろんな地域で開催されているようです。Facebookページもあるので気になる人は「いいね!」しましょう。
Google Developers Summit
Googleのテクノロジーにフォーカスした開発者向けのイベントであり、2015年までは1日開催だったようなのですが、2016年はGoogle Developers Summit : Android、Google Developers Summit : Progressive Web Appsの2つ、2日連続開催にしたようです。
★ビジネスマンにも分かるGoogle Developers Summit Tokyo 2016
CEDEC
日本最大のゲーム開発者向けカンファレンスであり、東京ゲームショウで併催されていた技術説明会を切り離して作られたもののようです。Facebookページも存在しています。
Geek Women Japan
2016年に初めて開催された女性エンジニアが集まるカンファレンスであり、私は当日スタッフとして参加してきました。GitHub,マイクロソフトのセッションや女性エンジニアコミュニティのコラボセッションなどがありました。女性主体のカンファレンスですが男性も参加でき、蓋を開けてみたら男女比は半々くらいだったように思います。
★GeekWomenJapanで当日スタッフをしてきました #gwjp2016
システムテスト自動化カンファレンス
2013年からテスト自動化研究会が主催してやっているカンファレンスです。年ごとにテーマが設定されているらしく、2013年はスコープ、ROI、現場での実践、2014年はパターン、2015年はテスト自動化エンジニアが本音で求めるスキル、現場での工夫、苦悩の共有などが設定されていたようです。2016年は募集が見当たらなかったのでないのかもしれないです。
★システムテスト自動化カンファレンス2015に参加してきました #stac2015
エンジニアサポートCROSS
主にWebエンジニアがターゲットのカンファレンスです。2017年の募集ページはまだ出ていませんが、2017年のコアスタッフ募集という記事はあったので2017年も開催される予定のようです。
LLイベント
軽量プログラミング言語全般とその周辺の話題を扱うカンファレンスです。2003年のLL Saturdayを最初に、毎年イベントタイトルを変えて開催され続けています(「Lightweight Language カンファレンス」でググるといろいろ出てきます)。
★8月4日にLightweight Language Decadeに参加した
★Lightweight Language Future に行ってきた
July Tech Festa
2013年以降毎年開催されているインフラエンジニアの祭典です。2016年はタイムテーブルを見たところ、ハンズオンも含めて8トラックが存在しており、大きなイベントであることが伺えます。Facebookグループも存在しているようです。
★July Tech Festa 2016 に行ってきました
JANOG Meeting
日本のインターネット運用者コミュニティが年2回開催している大規模カンファレンスです。1997年から開催されていて、インターネット運用のホットトピックについて技術的な議論を行います。近年ではレイヤーをまたいだサーバ運用技術などに関する議論も数多く行われています。
CODE BLUE
情報セキュリティに関する日本最大級の国際カンファレンスです。欧米の著名な研究者も登壇するらしく、豪華なカンファレンスとなっています。Facebookページは頻繁に更新されています。
GTC Japan
GPUテクノロジーイベントであり、GTC Japan 2016は参加予定者数3,500人以上という大きな規模で行われています。ものによってはYouTubeに動画が上がっているので興味がある方は参考にするといいと思います。
Cloudera World Tokyo
公式サイトによると「Hadoopを取り巻く企業やパートナー、エンドユーザーをつなぐ日本最大級のイベント」とのことで、2016年はHadoopの生みの親であるDoug Cutting氏の対談イベントも行われたようです。
★Cloudera World Tokyo 2013に参加してきました #cwt2013
Spring Day
Javaの有名なフレームワークであるSpring Frameworkの認知度の向上や普及促進を目的として行われるカンファレンスです。2016年は4トラックに分かれており、部屋ごとにテーマが設けられています。主催の日本Springユーザ会が過去に開催したカンファレンスとしてはSpring in Summer ~ 夏なのにSpringがあります。