2015年1月現在、Pythonには2つの大きなバージョンが存在します。
2000年に公開されたバージョン2.xの最終版である2.7と、2008年に公開された3.xの最新版3.4です。
今回はこれからPythonの学習を始める人を念頭に、Python3.4を使用します。
Python3.xは2.xのソースコードに対して後方互換性を持たないので注意してください。
Pythonのインストール
Windows/Mac OS
公式ホームページの”Files”から自分のPCのOSと32bit/64bitに対応した
インストーラをダウンロードします。
その後はインストーラの指示に従ってください。
こちらのページはWindowsにPythonをインストールする際参考になります。
MacにPythonをインストールする際はこちらのページが参考になるかもしれません。
Linux
ほとんどのLinuxディストリビューションにはPythonがプリインストールされています。
統合開発環境のインストール
インストールが完了したら、コマンドプロンプトまたは同時にインストールされた
IDLE(Python GUI)でもプログラムが可能ですが、ソースコードを書くために
便利なテキストエディタやソフトウェアを使用することも出来ます。
僕はフリーの統合開発環境であるPyCharmを使用していました。
最近はAtomやVisual Studio Codeなど様々なテキストエディタ、IDEを使用してPythonを書くことができます。
「オンライン実行環境」 paiza.IO
2014年11月にリリースされたサービスpaiza.IOを紹介します。
このサービスは、ブラウザでプログラムを記述して、即実行結果を
確認することが出来る便利なサービスで、Python3も対応しています。
ただし、使用する際には以下の点で注意が必要です。
- 後の章で紹介する命令文の一部が2015年1月時点では対応していない
- プログラムの実行結果が他のユーザにも公開されるので、コードに個人情報は書かないこと