VirtualBoxにおいて、ホストOSとゲストOS間の共有フォルダを作成する方法をゲストOSがCentOSの場合についてまとめます。
#共有フォルダの作成
ホストOS上で以下の手順を行います。
- 共有フォルダを作成します(共有フォルダ名は英数字にします)。
- VirtualBoxマネージャーで設定したい仮想マシンを選択し、[設定]をクリックします。
-
共有フォルダー
をクリックします。 - プラスボタンをクリックします。
-
フォルダーのパス
の三角のようなボタンをクリックし、その他
をクリックします。 - 手順1で作成したフォルダを指定します。
-
自動マウント
と永続化する
にチェックをつけ、[OK]をクリックします。 - [OK]をクリックします。
これで、ゲストOSの/media/sf_{共有フォルダ名}
がホストOSとの共有フォルダになります。
#共有フォルダのマウント
共有フォルダを/media/sf_{共有フォルダ名}
以外でマウントしたい場合は、ゲストOS上で以下の手順を行います。
-
su
コマンドを入力し、ユーザのパスワードを入力することで、スーパユーザになります。 -
chmod u+x /etc/rc.d/rc.local
コマンドを実行し、スクリプトを実行可能にします。 -
nano /etc/rc.d/rc.local
コマンドを実行し、末尾に以下の記述を追加します。
rc.local
mount -t vboxsf {共有フォルダ名} {マウント先のディレクトリ名}
- 再起動します。
#共有フォルダにアクセスできるユーザの設定
root以外のユーザが共有フォルダにアクセスできるようにしたい場合には、ゲストOS上で以下の手順を行います。
-
su
コマンドを入力し、ユーザのパスワードを入力することで、スーパユーザになります。 -
gpasswd --add {ユーザ名} vboxsf
コマンドを実行し、ユーザをvboxsf
グループに追加します。
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