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海外でリモートワークをするときの注意すべき3つのこと

Last updated at Posted at 2017-05-22

先日家族とハワイへ旅行の際に、初めて海外でリモートワークしました。
海外でのリモートワークの記事があまりなかったので、記録としてこの記事ではまとめた。

はじめに

私は現在フリーランスのエンジニアとして活動している。
普段からクライアント/パートナー企業のオフィスには常駐せず、基本自宅や自宅周辺のカフェなどを作業場所とし、リモートで働いている。
数週間に一度、クライアント/パートナー企業のオフィスに数時間程度の打ち合わせに行くことがありますが、普段はSlack等のチャットツールを使用して連絡を取りながら仕事している。
今回は初めて海を越えて仕事をするに辺り、注意すべきことを3つの観点でまとめた。

1.時差

まずは海外で仕事をするに辺り、一番注意すべきは「時差」だ。
今回、私はハワイに4泊6日で滞在していたのですが、日本とハワイの時差は、 19時間ある。
10:00〜19:00で、日本とハワイでお互いが作業すると、以下のように時差が発生する。

日本 ハワイ
5:00 10:00(前日)
10:00 15:00(前日)
14:00 19:00(当日)
19:00 0:00(当日)

海外で作業するときには時差を上手く利用し、作業時間を調整することが必要だ。
打ち合わせや確認が必要な事項は日本にいるメンバーの作業時間に合わせて行い、個別で可能な作業は日本の深夜の時間に集中して行うのが、一番効率が良いだろう。

空いた時間は遊びに行くことや、買い物/観光/食事なども可能なので、上手くやりくり出来ると良いでしょう。
作業時間については、滞在先の時差も考慮して、事前にメンバー間で相談/共有しておくとスムーズに行えると思われる。

2.通信環境

私のようなエンジニアの場合、ノートPC1台とインターネットの通信環境があれば、基本作業が可能だ。
海外では日本と異なり、ホテルやレストラン等でWi-Fiの電波が飛んでいるところがとても多いだろう。
ですがエンジニアという職業柄、機密性の高い情報を扱っていることも多いため、通信環境については注意が必要だ。
今回は以下の点に気をつけました。

2.1.事前に滞在先周辺の通信環境を確認する

宿泊するホテルや滞在先でWi-Fiスポットがあるかを出発前に確認すると良いだろう。
ホテルの場合はホームページなどにWi-Fiやインターネット設備についても記載していあることが多いので、それらの有無で滞在先を選ぶのも一つの手段だ。

2.2.通信速度

これは現地に行ってみないと何とも言えない部分が多い。
しかし滞在してみて分かったことは、以下のような傾向にあるということだ。

  • フリー(無料)のWi-Fiスポットは不特定多数の人が接続するため、接続が不安定になりやすい
  • ビーチやプールサイドは、Wi-Fiスポットのあるホテルの建物から遠いため、電波が入りにくい
  • 日本は通信インフラがやはり最高で、その感覚だと割と遅く感じる
  • 通信速度を気にするのであればWi-Fi等の 無線ではなく、LANケーブルなどが使える 有線環境がオススメ

この辺は作業内容と好みもあるので、事前に滞在先の通信環境の評判を調べて見るのもアリだとは思う。

2.3.不安な場合はWi-Fiルータの使用も

通信速度に不安がある場合は出国する際に、空港でレンタルできるWi-Fiルータを使用するのもアリだと思う。
Wi-Fiスポットから電波が届かない屋外で作業する場合はあった方が良いだろう。

2.4.VPN接続

滞在先のWi-Fiスポットにはホテルやレストランの利用者のみ使用できるよう、接続の際にパスワードが設定してあるものもある。
しかしこちらも不特定多数が利用するため、セキュリティレベルは決して高くはない。
HTTPSやSSLで通信していても少し不安だろう。。。

そこでオススメなので VPN接続による通信だ。
私の場合は普段は Wi-Fiで繋いでいますが、開発サーバなどには 固定IPでないとログイン出来ない作業環境も存在する。
そのような環境には、VPN用の踏み台サーバを経由してアクセスすることが多いだろう。
VPNの導入が必要なため、コストはだいぶ高いですが、開発者によっては上記の理由により、VPNのアカウントを保有していることもある。
セキュリティを確保する意味でも大事な手段だ。

3.コミュニケーション

お互いに作業する上で最も重要なのが、コミュニケーションの手段だと思う。
私は普段からリモートワークのため、以下のようなツールを使ってクライアント/パートナー企業のメンバーと仕事をしている。

  • チャットツール(Slack、Skype、Zoom、チャットワーク等)
  • ファイルストレージ(Dropbox、Google Drive等)
  • 課題管理ツール(Github Issue、Waffle、Backlog、Redmine等)
  • バージョン管理ツール(Git、Subversion等)

普段からこれらのツールを使用している人はもちろん、対面でのコミュニケーションが多い方もこれらのツールを使用することでお互いの作業効率が上がる場合がある。
ここで述べたポイントは海外だけでなく、国内でもリモートワークでも応用できるポイントだ。

大事なのは常に対面によるオンラインの同期的なコミュニケーションだけでなく、オフラインの非同期的なコミュニケーションとうまく使い分けることだろう。

最後に

今回、海外でリモートワークした経験をまとめてみた。
振り返ると時差や通信環境については滞在先によって、だいぶ格差がありますが、それ以外は国内でのリモートワークと変わらずに行うことが出来た。

政府が現在推し進める働き方改革の一環として、リモートワーク/テレワークは大きな手段として挙げられる。
いざという時のために普段からコミュニケーションの手段など、リモートで作業を行う方法を確立しておくことも重要だ。

参考

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