BaasBoxの環境構築で少しつまづいたお話。
BaasBoxって?
アプリに必要なユーザ登録、データストア、PUSH通知などのAPIを提供してくれるサービスがBaas。BaasBoxはBaasをオープンソース化しているサービスの1つ。
BaasBoxを使うと自社サーバ等にBaaSをぶっこめて、自分の管理下にユーザデータを置ける。
また、XXX万APIコールを超えたらYYYY円、みたいなこともないのでコストを抑えられる可能性もある。
でもバグとか脆弱性とかあったら自分で対処する必要があるので、そこは肝に銘じておく。
BaasBox公式
BaasBox@github
まだ、BaasBoxの1.0は出てないけど2016年に出るみたい。
@Soukron early 2016 :-)
— BaasBox (@baasbox) 2015, 12月 18
その他、詳しい内容はこの記事にあった
BaaSBox ~まだ有料BaaSで消耗してるの?~
今回の環境構築に使用したサーバ
BaasBoxの起動まで
yum update
yum install java-1.8.0-openjdk
yum install unzip
wget --content-disposition http://www.baasbox.com/download/baasbox-1.0.0-M2.zip
unzip baasbox-1.0.0-M2.zip
cd baasbox-1.0.0-M2/
chmod +x ./start
./start
これは正しく動くパターン。単にJDK、unzipをインストール->baasboxダウンロード->解凍->起動の流れ
http://IPアドレス:9000/console
にアクセスするとBaasBoxの画面が表示される
#つまづきポイント
JDK7を指定してないか
賢明な人であれば公式サイトのチュートリアルからやったはず
そこではjava1.7を指定しているので
yum install java-1.7.0-openjdk
以下に直す
yum install java-1.8.0-openjdk
ユーザが作成できない
チュートリアルの記述通りやると0.9.4がダウンロードされる(2016年1月16日時点)
wget --content-disposition http://www.baasbox.com/download/baasbox-stable.zip
環境依存の可能性もあるが、コンソール画面やcurlで新規ユーザを作成するとエラーが表示される
これは詳しく見てないけど1.0.0-M2を指定すると直った
wget --content-disposition http://www.baasbox.com/download/baasbox-1.0.0-M2.zip
BaasBoxの停止方法は?
RUNNING_PIDファイルの中にプロセスIDが記述されているので、そのプロセスを殺せばいい(のかな?)
cat RUNNING_PID
kill -KILL XXXX
シェル書いたら次回からが楽
touch stop.sh
vi stop.sh
#!/bin/sh
read pid < RUNNING_PID
kill -KILL $pid
echo killed $pid
bash stop.sh
で実行する
BaasBoxを2つ以上起動したい
ポート番号分ければ複数起動できた
./start -Dhttp.port=XXXX
アプリコードを変えたい(設定を読み込ませたい)
起動時にしか変えられない設定とかあるのでそういうのに使う
1.設定ファイルを作成して編集
touch baasbox.conf
vi basbox.conf
2.設定ファイルに記述
include classpath("application.conf")
application.code = "1234-56789"
3.BaasBoxを起動
./start -Dconfig.file=baasbox.conf
終わりに
とはいえそこまで詰まったわけではなかった。
まだ日本語の記事も少ないのでこれからガッツリ使ってみて本当に使えるのか検証してみる
UnityのSDKがないのでUnityで触ってみたい(Android,iOSのSDKはあるんだけどなぁ…)