今回はBaaSboxという無料オープンソースのBaaSを紹介したいと思います。BaaSに触れたことがない方もParse.comなどの他のBaaSを使っている方も、これはBaaSboxを早急にやらねば!と思わせるのがこの記事の狙いです。
#BaaSって?
BaaSについてご存じない方もいると思うのでここで簡単に触れておきます。
BaaSというのはBackend as a Serviceの略でバックエンドの機能をAPI化してくれるものです。つまり、BaaSを使うことでフロントエンドやクライアント側のエンジニアがバックエンドを意識せずにデータの保存やプッシュ通知、ユーザーの機能などを開発することができるというものです。
#なんでBaaSbox?
BaaSのサービスはとてもたくさんあります。
FacebookのParse, IoT向けのPubNubなど。。。
しかし、どれにも総じて言えるのが「お値段が高い」
しかし、このBaaSboxはなんとオープンソース。
つまり、自身のサーバ環境さえあればサーバーの料金のみで済むということ。
ソースコードもgithubにあがっているのでカスタマイズがしたい方はForkして使うことだってできます。
特徴を見ていきましょう
##BaaSboxの特徴
- JAVA/Play Frameworkで開発されている
- サーバーへの導入がマジ簡単
- iOS,AndroidのSDKも提供されている
- Social Loginも可能
- 管理画面GUIも使いやすい
ってな感じです。
実際にサーバーに導入してみましょう
AWSをお使いの方はDocumentを見るとAWSへのインストール方法の解説も載っています。
今回は手軽にローカル環境での実装をしたいとおもいます。
#localでのBaaSサーバーの準備
##環境
- Vagrant(CentOS 6.4)
###1.VagrantなどでVMを動かしてください。
VMのインストールについてはここでは割愛いたします。
CentOSであればyum update
は忘れずに
###2.必要なもののインストール
yum install java-1.8.0-openjdk
yum install unzip
wget --content-disposition http://www.baasbox.com/download/baasbox-1.0.0-M2.zip
unzip baasbox-1.0.0-M2.zip
###3.baasboxのディレクトリに移動し、起動
先ほどダウンロードして解凍したbaasbox-1.0.0-M2/
へ移動します。
./start
のパーミッションを変更します。
chmod +x ./start
ここでBaaSboxは初期設定で9000番のポートを使用するため各自のマシンで9000番を開けておいてください。
Vagrant.configure("2") do |config|
config.vm.network "forwarded_port", guest: 9000, host: 9000
end
Vagrantならこんな感じ
#以上!!!
はい。サーバーへの導入が終わりました。簡単ですね、試しに
http://localhost:9000
にアクセスしてみましょう
こんな画面になると思います。
Administrator Loginを押すと
ここで横のiボタンを押してもらえば勝手にadminのパスワードなどが入ります。
Loginをすると
こんな感じです。
Documentもここからローカルで見られます。
#終わりに
次回はBaaSboxを使ってswiftでSDKを使って見る記事を書きたいと思います。
至らない点もいくつもあると思いますので暖かい鉞を投げていただくと嬉しいです。
次回は
#参考
http://gihyo.jp/dev/feature/01/milkcocoa-baas/0001