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Visual Studio ローカルでバージョン管理(git)

Last updated at Posted at 2016-11-06

概要

Visual Studio 2015とgit(ギット)を使い、別サーバーを立てずにスタンドアロンでバージョン管理する方法。

環境

  • Windows 10 Home
  • Visual Studio Community 2015 Update 3
  • git for windows 2.10.2

gitの概要

SVN(Subversion)やTFS(Team Foundation Server)と違い、マスタとなるリポジトリの他に、各ユーザー毎にリポジトリを持つ。
マスタであるリモートリポジトリからローカルリポジトリにデータをダウンロード(プル)し、修正したものをリモートリポジトリにアップロード(プッシュ)する。
今回はリモートリポジトリを用意せず、ローカルリポジトリだけ使用する。
git81.png

ローカルでの作業は、作業ディレクトリで修正したものをステージングエリアに追加していき、ローカルリポジトリにコミットする。
ステージングエリアは、ひとまとめにコミットしたいファイルを登録しておく場所。
ステージングエリアを介さずに直接コミットすることも可能。
git82.png

初期設定

gitのインストール

※Visual Studioインストール時など、既にgitをインストール済みならこの作業は不要

git for windowsをダウンロードしてインストールする。
https://git-for-windows.github.io/

gitインストール先の指定
git01.png

インストールするコンポーネントの選択
git02.png

PATH環境変数の調整
git03.png

テキストファイルの改行コードの扱い
git04.png

git bashで使用する端末エミュレーターの設定
git05.png

追加オプションの設定
git06.png

チェックボックスはすべて外して[Finish]を押す
git07.png

Visual Studioのプロジェクト作成・設定

プロジェクトを新規作成する。
プロジェクトの保存先は参考サイトのサイト推奨の%UserProfile%\Source\Reposとする。
右下のチェックボックスが選択されていることを確認し、OKを押す。
git08.png

チームエクスプローラーを開く。見当たらない場合は[表示]メニューから開く。
チームエクスプローラーで[設定]を選択。
git09.png

[グローバル設定]を選択。
git10.png

[ユーザー名]と[電子メールアドレス]、[既定のリポジトリ場所]を入力し、[更新]ボタンを押す。
git11.png

設定更新後、チームエクスプローラー上部の戻るボタンgit11_2.pngで前の画面に戻り、[リポジトリの設定]を選択。

オーバーライドのチェックボックスがOFFで、ユーザー名と電子メールアドレスにグローバル設定の内容が表示されていることを確認。
git12.png

使ってみる

ステージングエリアへの追加

ソースを修正・保存し、チームエクスプローラーの[変更]を押す。
git13.png

修正したソースファイルを右クリック、[ステージ]を選択。
git16.png

ソースファイルが[ステージング済みの変更]に表示される。
右端にある[+](すべてをステージ)、[-](すべてをアンステージ)ボタンを使ってもよい。
git17.png

ステージングエリアからリポジトリへのコミット

ステージングエリアに登録したソースファイルをコミットする。
テキストボックスに変更内容を入力し、[ステージング済みをコミット]を実行する。
git18.png

コミット完了
git19.png

ステージングエリアを介さずリポジトリへコミット

2回目のソース修正、今度はステージングエリアを介さずにコミットするため、修正内容をテキストボックスに入力。
git20.png

[すべてをコミット]を実行
git21.png

コミット完了
git22.png

3回目のソース修正、コミット
git24.png

履歴の表示

[操作] - [履歴の表示]を選択
git25.png

履歴が表示される
git26.png

履歴の比較

ソース単位での修正履歴を見る場合は、ソースファイルを右クリックして履歴の表示
git27.png

以前と比較
git28.png

比較結果
git29.png

Ctrl+クリックで履歴を2つ選択して比較
git30.png

比較結果
git31.png

以前のバージョンに戻す

履歴を選択して[元に戻す]を実行。
git32.png

確認ダイアログで[はい]を選択
git33.png

[マージ]ボタンを押す
git34.png

左上の[マージの許可]ボタンを押す
git35.png

確認ダイアログで[OK]を押す
git36.png

確認ダイアログで[はい]を押す
git37.png

以前のバージョンに戻った
git38.png

参考サイト

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